事故当時の放射能、現在の放射能(量、単位について)

 
放射能の放出について話をする時に、気を付けなければいけないことで、「放射能量」の認識があります。
「現在も放射能は放出されている」という事実から、事故当時と現在で同じように放射能が出ているような認識で議論が展開されたり、少しでも高い数値を見たりすると「事故」なのでは?というつぶやきが拡散されたりします。
注意をしなければならないのは、事故当時の放射能の放出量と、現在も継続している放射能漏れには、量的に言って圧倒的な違いがあるということです。

事故当時の放射能の放出量(全量なので/以降の単位はありません)は、10の何乗分もの桁外れの数値で表されます。
その単位はPBq(ペタベクレル)やTBq(テラベクレル)などです。

そして現在の放射能放出量は、東京電力の2017年11月の発表で480,000Bq/日となっています。
決して少ない量ではありませんが、何桁も数値が違うことがわかります。

※E+(プラス)は、10、100、1000 という大きい数を表します。
E-(マイナス)は、 0.1、0.01、0.001 という小さい数を表します。

 

同じベクレルの単位を使う時でも、「ミリベクレル/リットル」など、非常に小さい単位を表す時もあるので、注意が必要です。

同じようにSv(シーベルト)を表現する時も、何も接頭辞が付かない「シーベルト/時」(致死量相当)を使う場合、「ミリシーベルト/年」や「ミリシーベルト/時」「マイクロシーベルト/時」など、どのような単位を使うかは測定される環境やその汚染度により異なります。
測定器の値やグラフや表などで数値を見る場合は、単位をよく見て理解することが、正しい数値の読み解き・状況理解のためには大切です。