除染基準の違いについて 例:東京都

 
放射能汚染度が高く、除染をして欲しいと考える場合、どこでも一律の値で除染が行なわれるものと考えがちですが、実際はそうではありません。
基本的に、国(文部科学省)が示しているガイドラインでは、「周辺より毎時1マイクロシーベルト(μSv)以上高い箇所」を除染対象としています。つまり、「1mの高さで、周りの空間線量プラス、1μSv/h」が除染基準となります。

【例】:周りの空間線量が0.10μSv/hだった場合、1.10μSv/hでなければ除染対応にはならない。

この基準をそのまま採用しているところもありますが、除染対応は各自治体任せとなっており、基準は様々です。自治体として独自の除染基準を示していないところもあります。

 

0.23μSv/h以上の根拠:国(環境省)の追加被ばく線量基準

 

年間1ミリシーベルトを基に、毎時の値を算出します。屋外に8時間、木造家屋内に16時間(屋外を1とした場合の木造家屋の低減係数は0.4)いたと仮定して試算します。

1,000μSv(=1ミリシーベルト) ÷ 365日 ÷(8時間 + 0.4<低減係数> × 16時間) = 0.19μSv/h

この0.19 には、大地からの放射線が含まれていません。そこで、環境省の示した自然放射線量の国内平均値である0.04μSv/hを加算します。

0.19μSv/h + 0.04μSv/h = 0.23μSv/h

 

0.24μSv/h以上の根拠:東京都年間積算量基準

年間1ミリシーベルト以下を基に、毎時の値を算出します。屋外に8時間、木造家屋内に16時間(屋外を1とした場合の木造家屋の低減係数は0.4)いたと仮定して試算します。

1,000μSv(=1ミリシーベルト) ÷ 365日 ÷(8時間 + 0.4<低減係数> × 16時間) = 0.19μSv/h

この0.19 には、自然放射線量が含まれていません。そこで、東京都の示した自然放射線量の国内平均値である0.05μSv/hを加算します。

0.19μSv/h + 0.05μSv/h = 0.24μSv/h

 

0.25μSv/h以上の根拠:東京都の年間積算基準を基に、それを超えた指数として採用

 

この基準を採用している自治体も少なからずあります。

 

 

東京都の自治体・除染基準一覧

 
例として、「東京都の自治体・除染基準一覧」を示します。

東京都の各自治体の除染基準を50音、測定時の高さ、基準値ごとに並べ3つの表にしました。(2018年3月現在)

この一覧は、「Sugar Natさん」の調査を元に、みんなのデータサイトがまとめたものです。
※各自治体の基準が間違っている、更新された場合は、データサイトまでご連絡ください。