空間線量を測るとは?

 
「空間線量」を測ることと、「食品」「液体」(水、海水など)「土壌」などを測ることでは、測定器・測る単位が異なります。

まずは「空間線量」を測ることについてご説明します。

「空間線量」、何を測っているかというと、放射性物質から発せられる周辺環境の放射線量を測定しています。

1時間あたりにどれくらいの放射線量かという線量率(対象とする空間の単位時間当たりの放射線量を空間線量率という)を示しています。

正確に言えば「γ(ガンマ)線」を測定しています。そして多くの場合は放射性セシウム由来のγ線です。単位は、μSv/hです。

測定器の種類で言うと、以下のような分類になります。

 

 

 

表面汚染

地表、車のボディ、洋服など、物質の表面に付着した放射性物質から発せられる放射線量、あるいは放射能を測定するのが表面汚染の測定です。

表面汚染を測定する単位は、「cpm」「1 /cm^2・min(ベータ粒子束密度)」「ベクレル」などです。

「cpm」はcounts per minuteの略で、その放射線測定器が1分間に何回、放射線をカウントしたかを表します。これは単位ではありますが、個々の機種によりどう算出されるかが異なります。ですから、異なる機種では数値を比較できません。

「1 /cm^2・min(ベータ粒子束密度)」とは、物体表面についている貫通力が比較的弱いベータ粒子(ベータ線)の量(一定面積中の量)を測定することを意味します。

 

※表面汚染はシーベルト(Sv)という単位では測定できません。測定器をかざして、「●●μSv/hが出た!」といったことを言う人がいますが、こうした表現には十分に注意する必要があります。

 

個人線量

個人がどれほど被ばくしたかを表すのが個人線量です。そして、この個人線量を測定するための機器が個人線量計です。基本的には「シーベルト(Sv)」で測定します。

個人線量計は胸ポケットに入れたり、あるいは首からぶら下げます。電源を入れて、一日の終わり、あるいは1ヶ月ごとに記録された積算の数値を見て、どれほど被曝したかを見ます。

 

 
※具体的な線量計の種類と価格相場の一例です(左軸:円)。

参考資料:ガイガーカウンターカタログ http://geigercounter001.blog55.fc2.com/
全機種一覧 http://geigercounter001.blog55.fc2.com/blog-entry-778.html