食品や土壌を測るとは?

 

単位と測定器について

「食品」「液体」(水、海水など)「土壌」などを測ることと、「空間線量」を測ることでは、測定器・測る単位が異なります。

ここでは「食品」「液体」(水、海水など)「土壌」の測定について説明します。
それらの測定では、含まれている放射性物質がどれほどの放射能を有しているかを、実際に検体を検出器に入れて測定します。

測定の単位は、Bq(ベクレル)/kgです。
放射能汚染を測定する測定器は「ベクレルモニタ」などとも呼ばれます。

測定器は高価で、メーカーにより異なりますが100万~1,000万円ほどします。また、測定器を扱うための専門的な知識が必要です。

 

測定器には大きく分けて、「NaIシンチレーション型検出器」と、「ゲルマニウム半導体検出器」の2種類があります。

「ゲルマニウム半導体検出器」は、時間応答性が比較的早くエネルギー分解能が優れており、測定精度も厳密です。より専門性の高い測定に用います。高価で、検出器を液体窒素で冷やす必要があり、コストがかかります。

「NaIシンチレーション型検出器」は、ヨウ化ナトリウム(NaI)の結晶(タリウム含む)を検出器として利用しているので、この名で呼びます。
多くの市民放射能測定室が使っているのが、「NaIシンチレーション型検出器」です。

 

何をどうやって測定しているのか?

何を測定しているかと言うと、γ(ガンマ)線を測っています。
γ線の数を光電子でカウントして、ベクレルに換算しています。

下記のように、測定のスペクトルを見ると、2つの測定器の精度の違いが分かります。

市民活動においては、コスト面でNaIシンチレーション型検出器を購入するのも大変なため、手に入れた測定器でより高い精度を保つため、様々な工夫をしています。

※精度維持のための工夫については、「解析」ページに現在準備中です。