みんなのデータサイトが取り組んでいるプロジェクト
原子力災害に備えるための実践体験学習(放射線被ばく防護士養成講座)
原子力災害に備えるための実践体験学習 「放射線被ばく防護士」養成 第二期、受講生募集!
『原子力災害』から命と健康を守るには、これまで自然災害時に経験・蓄積した知識は役に立ちません。なぜならば、『原子力災害』では災害を五感で感じることができない放射線とそれによる被ばく被害が生じるからです。
福島原発事故を経験し多くの教訓を得たにもかかわらず、公助として示された原子力防災の内容は事故以前と何ら変わらず、相変わらず住民の被ばく防護を軽視した内容です。
この企画研修では、放射線被ばく防護のために、知っておかなければならない基礎的・実践的知識を学びます。
第二期は 第一期の内容を踏まえて大幅にパワーUPしてお届けします!!
ZOOM(オンライン+テキスト)による基礎学習と、宿泊型実地研修の2つのコースを用意しました。
(1)のみ参加、または(1)と(2)両方の参加、いずれかを選んでお申し込みください。
*実地研修に参加する方は必ず事前基礎学習の受講が必要です。
(1)Zoomによる基礎学習(2025年9月〜10月)
募集人数制限なし
全12回 (9/13, 9/20, 9/27, 10/4, 10/11, 10/18 の6週) 毎週土曜日午後7時〜9時まで (各日45分×2コマ実施)
※参加費 4,000円(全12回分として。教材費、送料込)
(2)宿泊型実地研修(2025年11月22日-24日、2泊3日)
受け入れ人数最大15人(事前基礎学習の受講必須)
※参加費20,000円(宿泊費、防護資材費、現地移動費が含まれます。)
※現地集合場所(福島県JR郡山駅を予定)までの交通費と一部食費は自己負担願います。
※実地研修では、高線量の区域に防護服を着用し立ち入る場合があります。
申込方法:
申し込みフォームまたはメールでお申し込みください
1)申し込みフォームから申し込む
2)メールで申し込む
「基礎学習と実地研修の両方参加」または「基礎学習のみ参加」を明確した上で、参加者氏名、
教材の送付先住所、連絡先メールアドレス、電話番号をメール(minnanods@gmail.com)にて2025年8月25日までにお知らせください。
お申し込み後、折り返し参加費の納入方法と詳細について事務局からご連絡いたします。
基礎研修修了者には基礎研修修了書を、基礎研修及び実地研修の全てを修了され、確認検定を通過された方にはNPO法人みんなのデータサイト 「放射線被ばく防護士」の認定証を発行させていただきます。
★この事業は、2025年度真如苑 市民防災・減災活動助成および 2025年度 3.11メモリアルネットワーク基金の助成をいただき、実施しています。
掃除機ゴミ(ハウスダスト)の放射能を測りましょう!
〜無料測定はじめました〜
福島第一原発事故で放出された放射能で汚染された地域に帰還する方、移住された方、住み続けておられる方、時々訪問される方などにとって、もっとも警戒しなければならない核種はセシウム-137 です。その半減期は 30年なので、事故直後と比べて、まだ 73%(2024年10月時点)が残留しているのです。これから 16 年後の 2041 年になっても、まだ 50%が残留しています。
このセシウム-137 は、土埃や未除染の森林から運ばれてくる落ち葉や花粉などに付着して、家の中に入ってきます。それを吸い込んだり、飲食の時に摂取したりすれば、体内被曝の原因になります。もちろん外部被ばくの原因にもなります。とりわけ小さなお子さんがいる家庭では、セシウム-137 に対する警戒が必要です。
生活空間に侵入したセシウム-137 を検知する最も手軽な方法は、掃除機ゴミ(ハウスダスト)の測定です。年間数回測定すれば、ライフスタイルや生活習慣を見直す指針を得ることが出来ます。全国 26 カ所の市⺠放射能測定室のネットワークである「みんなのデータサイト」では、ハウスダスト無料測定を始めました。
試験測定用検体を全国から募集しています!!
掃除機が紙パック式の場合は、掃除機から取り外した紙パックをビニール袋等で密封した後に梱包して送ってください。また、紙パックの無いコードレス式掃除機の場合は、クリアビン内のゴミをビニール袋等に詰めてお送りください。
検体送付時には、必ず下記にある「ハウスダスト呼びかけチラシ」PDFの2ページ目にある採取記録表にご記入・同封の上、下記住所宛てにお送りください。
●測定試料送付先●
〒467-0058 愛知県名古屋市瑞穂区関取町 146
未来につなげる・東海ネット 市⺠放射能測定センター(C-ラボ)
TEL: 052-836-3116
*当方に送付する際の送料についてはご負担いただくようお願いします。
厚さ3cm以内であればレターパックライト(430 円)または、厚さ制限 のないレターパックプラス(600 円)に押し込んで送ることが出来ます。
測定結果は、採取記録表にご記入いただいたメールアドレス宛にお知らせします。
このプロジェクトのお問い合わせ先
〒960-0201 福島県福島市飯坂町字一本松 11-7
NPO 法人みんなのデータサイト
TEL: 024-573-5761
FAX: 024-573-5698
メールアドレス: minnanods@gmail.com
「市民測定室のつくり方」プロジェクト
2023年度に 技能継承事業 としてスタートした、「市民測定室のつくり方」。
ガイドブック『市民放射能測定室の作り方(仮題)』の出版に向けたプロジェクトです。
<1年目の実績>
東京電力福島第一原発事故の後、日本各地で市民放射能測定室が立ち上がった。そこでは資金や資源の制約のもとで、そして試行錯誤を通じて、測定方法と測定室運営に関する様々なノウハウが蓄積された。しかし現在は高齢化や後継者不足で閉室するところも少なくなく、このままでは貴重なノウハウは継承されずに終わってしまう。本調査研究では、そのノウハウの詳細を明らかにしたうえで、市民が広く共有できるようにガイドブック『市民放射能測定室の作り方(仮題)』を作成する。
今年度は、測定室の立ち上げ時から現在までの諸課題について尋ねる詳細なアンケート調査とインタビュー調査を行った。
アンケート送付 84測定室
アンケート回答 42測定室
インタビュー実施 22測定室(訪問・ZOOM)
1年目の調査の中間報告を公開しております。
また、引き続きインタビュー調査と 「市民放射能測定室の作り方」執筆の準備を進めております。
★このプロジェクトは 高木仁三郎市民科学基金の助成金をいただいて活動しております。