2011年3月1日に起きた東京電力福島第一原発事故により、東日本の広大な土地に放射性物質が降り注ぎました。
                国や自治体の測定では、主に1mの高さで「空間線量」(単位:μSv/h)を測定していますが、空間線量だけでは、なかなか土壌の正確な汚染度は把握できません。
                そこで「みんなのデータサイト」では、具体的な汚染状況を把握するために、国の測定対象ともなっている東日本17都県の土壌に含まれる放射性物質を、「Bq/kg」という単位で直接測定する「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」を立ち上げました。




この動画は「NoNukes2017」イベント向けに、舩橋淳監督によって、
当サイトのデータを使用し作成されたものです。
この画像は、ウクライナで作成された「RadAtlas」のCs-137の汚染度を示したマップです。
みんなのデータサイトの土壌データも、この色スケールに合わせて見えるようにしてみました。


■ 「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」では、東日本全体の汚染濃度を相互に比較できるようにするため、周囲よりも放射性セシウムが濃縮した場所(マイクロホットスポット)はプロジェクトの測定対象からは除外するという方針で進めてきました。
ホットスポットが含まれてしまうと、その値を平米換算した時に、その場所一帯が高い汚染レベルではないのにも関わらず、「管理区域内並みの汚染だ」などという極端な誤解を生んでしまうからです。

■しかし、マイクロホットスポットの問題も見過ごすことができず、重要です。
マイクロホットスポットは、限定的な範囲ですので、測定して高い数値とわかれば、除去して被曝や飛散の危険を減らすことができます。

■ そこで、みんなのデータサイトでは、土壌プロジェクトとは別に、「環境濃縮ベクレル測定プロジェクト」と題して、マイクロホットスポットの測定を行なうプロジェクトを準備して来ました。どのような場所で濃縮が起こりやすいのかを12種類に分類し、イラストと分類名で表示しました。分類名をクリックすると、詳しい解説があり、その分類地点に該当するホットスポットの測定結果を閲覧することができます。

■ これまでの採取・測定は、先行してホットスポットを重点的に測定している団体「Hotspot Investigators for Truth(略称HIT)」が中心となって行ってきました(HITで所有している測定器も「みんなのデータサイト」の精度検定をクリアしています)。HITでは主に都内近郊のマイクロホットスポットの測定や、行政と連絡を取り合い必要に応じて除染などのアクションにつなげ、人々を無用な被曝から守る活動をしています。
ホットスポットは、水が溜まりやすいなどの地形の要因で移動することも多く、一度除染しても再集積することがあります。継続的にチェックをしていければと考えていますので、是非応援をよろしくお願いします。