私たちについて

福島第一原発事故を受け、自分の身の回り、子どもたちが食べるものの汚染状況を知りたいと、2012年9月を皮切りに全国の市民放射能測定室のネットワークができ「みんなのデータサイト」が誕生しました。

みんなのデータサイトは、全国の測定室がそれぞれ公開していた食品データの数値をワンストップで見られるように、データを統合し、各種検索が出来るよう構築されたデータベースです。 そしてみんなのデータサイトは、このデータベースに測定結果を登録してくれる全国30を超える市民測定所のネットワークでもあります。

2014年からは、17都県で土壌採取・測定を行う「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」をのべ4,000人のボランティアとともに2年半かけて実施し、3,400ヶ所以上の採取測定が実現しました。

2018年11月、これまでの測定結果を地図化したものに様々な解説を加え、グラフや表なども収録した『「図説」17都県放射能測定マップ集』を発行しました。

人類史上最悪といわれるレベル7の原発事故を「なかったことにさせない」ため、「人々を被ばくから守る」ため、みんなのデータサイトは活動しています。

みんなのデータサイトの成り立ち

2011年3月11日の東日本大震災によって、東京電力福島原発事故が発生しました。
事故により放出された放射性物質によって、東日本からさらに広域にわたり、目には見えない放射能汚染が広がりました。
そうした中、自分たちが生産するもの、あるいは消費するものの汚染状況を自分たちの目で確認したいと願う市民たちがお金を出し合ったり、
寄付を募ったり寄贈のつてを探したり、助成金の応募をしたりして、放射能測定機器を入手して、食品や水や土壌などを中心に、放射能測定に取り組む活動が、全国で広がってきました。

2012年に「高木基金」が行なっていた放射能測定に関わる助成先や応募者による「研究交流会」の席で、
名古屋の「C-ラボ」から、測定データのデータベース化と、それをわかりやすく地図上に表示するシステムをつくりたいというアイデアが持ち上がったことをきっかけとして、
『市民放射能測定室のデータベースを本格的に構築しよう』とのプロジェクトが生まれました。

各地の市民測定室のネットワークである「全国市民放射能測定所ネットワーク」の世話人を務めていた「こどもみらい測定所」に相談し、
共同の「データサイト」立ち上げに向けて準備を進め、全国の市民放射能測定室に参加を呼びかけて、「みんなのデータサイト」ができました。  

どんなサイトを目指しているの?

・市民の力と知恵を結集して、放射能測定データを埋もれさせないこと。
・できる限り正確なデータを蓄積することで、事実に迫ること。
・簡単に使えて、わかりやすい情報を提供すること。


これらを通じて、測定データが社会のあり方を考える皆様の指標の一つとなり、 同時に全国の測定室の利用と支援が広まれば幸いです。
またこのデータは、不幸な事故に遭遇した私達が未来に遺す貴重な記録でもあります。
2011年3月11日のあの日から始まった東京電力福島第一原発事故を忘れぬためにも、 「みんなのデータサイト」の活動を全国の皆さんと続けていきたいと思います。  

コンセプト

みんなのデータサイトは、大切な3つの要素で成り立っています。(下図参照)

「測定室」
全国の市民放射能測定室で測定したデータを、みんなのデータサイトのデータベースに掲載しています。
測定室の存在なしに、みんなのデータサイトは成り立ちません。

「ユーザー」(測定を依頼してくれる人・サイトを見てくれる人)
市民の方々からの依頼があって、それを主に測定室は測定しています。
自主的な測定活動もしていますが、皆様からの依頼があってこそ測定室は成り立ちます。
依頼してくださった測定結果は、「みんなのデータサイト」に掲載されます。
そのデータを閲覧し、広めていただくことで多くの方々に知っていただくことができます。

「測定データ」
みなさんが結果を検索できるのは、誰かが測定を依頼してくれたから、です。
1件1件のデータが増えていくことにより、「みんなのデータサイト」で検索できるデータはより厚みを増し、
知りたい情報が集まってくることにつながります。