【名古屋C-ラボより】乳歯保存ネットワークのご紹介
名古屋C-ラボの大沼章子さん(みんなのデータサイト共同代表)、
大沼淳一さんも運営委員として名を連ねている「乳歯保存ネットワーク」のご紹介です。
福島原発事故によって放出された様々な放射性核種のうち、
事故後5年を経過して、最も警戒すべき核種は、セシウム137と 134、
そしてストロンチウム90です。ストロンチウム90は半減期が2 9年と長く、
しかも骨に沈着して内部被曝をもたらし、
生物学的半減期はほぼ一生という危険な核種です。
しかし、 政府も東電もストロンチウムについては測定が難しいことを言い訳 にして
ほとんどデータを出していません。骨に沈着したストロンチウム90の測定には、 乳歯を溶かして測る方法が最も適しています。
福島事故の時にお母さんの胎内にいた子供たちの乳歯が今年から抜 け始めます。
エナメル質は主に胎内で形成されるので、 この子供たちの乳歯のデータはとても重要です。
また、 それ以前に生まれた子供たちや汚染がなかった地域の子どもたちの 歯も対照群として重要です。
東海地方では乳歯1本のストロンチウム90の測定が出来る研究所 の設立も検討されていますが、
まずは、乳歯の保存運動が先行して立ち上がりました。
その発足集会が3月26日に岐阜市で開催され、
映画「真実はどこに」のヴラディーミル・ チェルトコフ監督が基調講演をしました。
◆乳歯保存ネットワーク
詳細は、乳歯保存ネットワークのホームページをご覧ください。