おかげさまで5刷! 1万8000冊になりました


多くの皆様の応援、ご支持により、このたび5刷を迎えることができました。
日頃から応援いただいている皆様に改めて感謝申し上げます。

訂正・更新箇所のおしらせ

「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」は、刷を重ねるごとに、訂正や、表現の見直し、また
原発稼働状況の更新など、可能な範囲で、情報を更新してきています。

これまでの訂正や、表現を見直したところなどは、こちらからご確認いただけます。
(お持ちの刷にあわせてボタンでリンク先を用意しています)
https://minnanods.net/map-book/

これからも、図説17都県放射能測定マップ+読み解き集を
どうぞよろしくお願いいたします。


2019年秋号のカタログハウス「通販生活」書評コーナーに掲載されました!


【 「通販生活」秋号にマップ集の書評掲載 】

カタログハウスの「通販生活」秋号(2019年10月頃より)の書評欄にマップ集を紹介いただいています!

他の書籍もさすが通販生活目線、という感じのものが紹介されております。

ご紹介が遅くなってしまいましたが、もしお手元にカタログありましたら是非ご覧くださいね!

#なかったことにさせない #通販生活


【市民が粘り強く続けてきた測定活動が、東京新聞「こちら原発取材班」に掲載!】

「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」102ページ〜105ページにホットスポットに関する特集記事を寄稿していただいた、Hotspot Investigators for Truthというグループの丹野心平さんの記事が、11月13日、東京新聞の「こちら原発取材班」に 掲載されましたので、みんなのデータサイトでも紹介させていただきます。





2019年11月13日(水)東京新聞「こちら原発取材班」で、『都立水元公園の放射能汚染は今』が掲載されました。

水元公園はかねてより、空間線量が高く、ホットスポットも多い公園と言われてきました。
Hotspot Investigators for Truthというグループで活動する丹野心平さんは、この公園を利用する子どもたち・人々の被ばくを心配し、ホットスポットファインダーという測定器を使って、5cm、50cm、1mの高さで公園を網羅する線量調査を実施。そして結果を元に、都の許可を取り、土壌等のサンプリング・分析調査も行ってきました。

今までの地道な調査が、東京新聞山川さんによる取材と合同測定に結びつき、結果が掲載されることになったのです。

山川さんとの調査において、水元公園の放射性セシウム濃度は、29地点のうち12地点で放射性廃棄物の基準である1キログラム当たり8000ベクレルを超えることがわかりました。(ベクレル測定は山川記者が独自に測定しています)

詳しくは、リンク、または新聞記事(購入・図書館など)をご覧ください。
東京新聞:https://genpatsu.tokyo-np.co.jp/page/detail/1182

*Hotspot Investigators for Truthのブログ
(過去の水元公園を含む測定の詳細も紹介されています)

*なお、Hotspot Investigators for Truthによるこれまでのホットスポット調査とその解説が、みんなのデーサイトが発行した「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」102ページ〜105ページに掲載されています。
ぜひこちらもご覧ください!


【台風19号水害被災地 土壌放射能調査 結果の報告】

【台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.1】10/24

みんなのデータサイト 参加測定室の 名古屋「C-ラボ(市民放射能測定センター)」からの速報です。
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阿武隈川氾濫地域の一つである福島県伊達市梁川町の氾濫泥2検体を10月24日 測定。
測定結果は下記のとおりでした。
 
いずれも住宅地で、舗装された路上の粘土状の沈殿物です。
広瀬川と塩野川と阿武隈川の合流点付近で起きたバックウォーター現象による越流浸水です。塩野川では破堤もあったようです。
 
●梁川町字町東   合計563 Bq/kg
(Cs-137  522 Bq/kg ・ Cs-134  40.8 Bq/kg ) 

 
●梁川町字町裏 合計448 Bq/kg
(Cs-137  429 Bq/kg ・Cs-134  19.1 Bq/kg)

 
心配したほど高くはなかったのですが、庭や畑にあるのでなく、このレベルの泥が屋内に侵入し、床や壁、床下を汚染した場合は問題です。
  
また、乾いて粉塵になって舞った場合には大いに問題です。
国も自治体も、このことについて警鐘を鳴らしていません。
マスコミも全く取り上げていません。
 
なお、このデータはいずれも乾重量当たりの放射能濃度で、含水率は約50%と30%でした。
 
なお、広瀬川と塩野川の源流を見ると、汚染レベルの高い霊山地区と宮城県丸森町筆甫地区があります。
 
氾濫泥中の放射能は、この二つの地区と阿武隈川本流が運んできた濁質粒子が混合したものと考えられますが、主たる起源がどれなのかは不明です。
 
(測定・文責: C-ラボ大沼)

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注釈:今回測定された数値は、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」で測定した周辺地域の数字と比較すると、特段に高い数値ではありませんでした。しかし、他の県と比べると高い数値ではありますし、事故前との比較(例:2010年福島市、Cs-137: 23 Bq/kg)では明らかに高汚染ですので、泥かきの際にはマスク等で吸い込まないようにするなど十分ご注意頂けたらと思います。(みんなのデータサイト事務局)



【台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No. 2】10/26

ふくしま30年プロジェクトが測定した、福島県内2ヶ所の測定値は以下の通りです。

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住宅地、舗装された路上の粘土状の沈殿物を乾土処理をしたのち測定しています。

●福島市郷野目宝来町(大森川)
Cs-137  778 Bq/kg   Cs-134  53.8 Bq/kg  
合計832 Bq/kg

●伊達市梁川町大町(広瀬川)
Cs-137  404 Bq/kg   Cs-134  27.1 Bq/kg
合計431 Bq/kg

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注釈:今回測定された数値は、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」で測定した周辺地域の数字と比較すると、特段に高い数値ではありませんでした。しかし、他の県と比べると高い数値ではありますし、事故前との比較(例:2010年福島市、Cs-137: 23 Bq/kg)では明らかに高汚染ですので、泥かきの際にはマスク等で吸い込まないようにするなど十分ご注意頂けたらと思います。(みんなのデータサイト事務局)

*なお、台風19号による氾濫泥の放射能調査を希望される方は以下リンク先の要領をお読みの上、採取を行ってください
→ https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html



【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.3 】10/29

●福島県伊達市梁川町舟生(阿武隈川)

Cs-137 615 Bq/kg Cs-134 41.5 Bq/kg
合計 657 Bq/kg

*納屋に入り込んだ粘土状の沈殿物を乾土処理したのちに測定しました。
*測定日:2019年10月27日(ふくしま30年プロジェクトによる測定)

もう1つ、この舟生と阿武隈川を挟んだ対岸に位置する
五十沢の測定結果はこちらです。

●福島県伊達市梁川町五十沢(阿武隈川)
Cs-137 276 Bq/kg Cs-134 19 Bq/kg
合計 295 Bq/kg

*路面の砂状の沈殿物を乾土処理したのちに測定しています。
*測定日:2019年10月28日(ふくしま30年プロジェクトによる測定)

★ふくしま30年プロジェクトでも、11月末日まで「台風19号による氾濫泥測定」を11月末日まで受け付けています。測定料は無料です。
測定を希望される方は、以下の要項を確認の上採取をお願いします
https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html



【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.4 】11/1

郡山市の水害堆積土壌の測定を行いました。
東林間測定室で測定した郡山市の検体は、現時点で3検体となります。

この3検体のうち2検体は、砂がほとんどを占める検体でした。「川のそば 砂」「水没ガードそば」がそれにあたります。
「川のそば 砂」は阿武隈川。「水没ガードそば」は阿武隈川の支流逢瀬川の近辺となります。


放射性セシウムは土壌の粘土成分に吸着する性質があるため、砂の多い検体は、粘土成分の多い土壌と比較して、放射性セシウムの値は低くなる傾向があります。またガードそばの検体については、建物周囲にまかれた砂が今回の水害で流され集まった可能性が大きいです(採取地点周辺をグーグルマップで確認)。

室内から採取された検体は、粘土成分が多く、600Bq/kgを超えていました。

今回の測定は、2検体をwet として届いたそのままの状態、dry としてホットプレートを200℃設定にして乾燥させた状態で測定してみました。

測定日は、水没ガード wet が10/15   dry が10/31
郡山室内dry、wetともに10/29
川のそば が10/29
です。


ホットプレートで水分を飛ばす


乾燥終了

乾燥させることによって放射性セシウムの値は、2割前後上昇しました。粘土質の土壌は非常に粒が細かいものが多く含まれており、乾燥して塊で存在する場合は良いのですが、砕けたり削り取ったりすると、簡単に空気中に舞い上がります。



参考までに、みんなのデータサイトによる東日本土壌ベクレル測定プロジェクトで測定した、郡山市の土壌数値を2019年11月1日時点に補正した数値を出してみました。
画像4をご覧ください。
(文責:東林間測定室)

★東林間測定室でも、「台風19号による氾濫泥測定」を11月末日まで受け付けています。測定料は無料です。
測定を希望される方は、以下の要項を確認の上採取をお願いします
https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html




【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.5 】11/7

2019年10月31日 下記3ヶ所でサンプリングし、その後乾燥させて測定しました。
 
●東京都世田谷区二子玉川 多摩川河川敷 線路下
 
多摩川河川敷一帯の様子をうかがったところ、河川敷一帯も氾濫した様子があり、辺りに泥土の堆積が観られた。
泥土に関してだが、二子玉川駅線路下の土手周辺にあったものは砂質のものが多かった。
サンプリングは線路下の川付近の場所にて行なった。


地点名:二子玉川駅線路下土手

 地点名:二子玉川駅線路下土手
 河川名:多摩川
 状態:砂質
 1メートル空間線量:0.045 μSv/h
 5cm空間線量:0.062 μSv/h
 セシウム134/137合算値:18 Bq/kg 

●東京都葛飾区小菅 荒川河川敷 遊歩道
 
荒川小菅緑地は堤防が決壊しなかったものの、河川敷一帯が水没していたため泥土やゴミが辺り一面に堆積していました。
河川敷の遊歩道に堆積していた泥土をサンプリング。


地点名:荒川小菅緑地公園

 地点名:荒川小菅緑地公園
 河川名:荒川
 状態:泥
 1メートル空間線量:0.061 μSv/h
 5cm空間線量:0.059 μSv/h
 セシウム134/137合算値:65.4 Bq/kg
 

●埼玉県川越市 越辺川 特別養護老人ホームキングスガーデン付近歩道脇 
 
越辺川の氾濫があった川越市特別養護老人ホームキングスガーデン付近の堆積土の調査に行った。
堆積土は施設付近の道路脇にあったので、それをサンプリング。
なお、土質が粘土質であったため、堆積土は付近の圃場から流出したものが堆積したと考えられる。


地点名:越辺川道路脇

 地点名:越辺川道路脇
 河川名:越辺川
 状態:泥
 1メートル空間線量:0.055 μSv/h
 5cm空間線量:-
 セシウム134/137合算値:48.9 Bq/kg

今回の3ヶ所は、いずれもさほど高い値ではありませんでした。3ヶ所の位置関係を示します。
 


測定:東林間放射能測定室
採取:Sugar Nat



【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.6 】

栃木県那須町と茨城県大子町で氾濫泥土の採取を行い(11/6)、乾土処理をしながら11/7〜13にかけて5検体の測定を行った。

[栃木県那須町]

●那須町芦野(御殿山からの土砂流)
① 砂質の混ざった泥土
 Cs-137 280 Bq/kg ・ Cs-134 33.6 Bq/kg
 合計314 Bq/kg
② 粘土質の泥土
 Cs-137 500 Bq/kg ・ Cs-134 43.4 Bq/kg
 合計543 Bq/kg

採取場所は芦野の奈良川に架かる仲橋たもとの空き地で、調査スタッフ全員が奈良川からの氾濫泥土と思い込んでいた。
 
採取を終えた頃、スタッフの一人が住人から驚くべき話を聞いてきた。
 
「奈良川は氾濫しておらず、目の前の御殿山(那須町の桜の名所)から土砂が道を流れ下り、道路が10㎝以上の堆積で覆われた」というのだ。
川の氾濫が運んだ土砂ではないが、道路が川となって山から土砂を直接運んだと考えれば同じことと理解し、検体に加えることにした。(写真1)


●那須町寄居(奈良川支流の新川)
 Cs-137 473 Bq/kg ・ Cs-134 44.5 Bq/kg
合計518 Bq/kg
 
町役場で聞いた二つ目の被災地を目指し、奈良川沿いを上流に向かって走るが、町の通りにも田畑にも土砂の堆積らしきものが見当たらない。心配になってきた頃、川沿いの空き地に小さな黒い山と褐色の丘の盛り土を見つけた。
空き地前の2軒の住宅が出した土砂で、褐色の方は庭土が混ざったもの、黒山の方が隣家の床下から掻き出した泥だと教えてもらった。早速黒山の粘土質の泥土を採取。
 
3年前に調査した寄居集落センターの土壌測定値2,309Bq/kgに比べるとかなり低い数値。
場所によるものとも思われるが、採取場所に近いところの土を測ってみる必要がありそうだ。
 
[茨城県大子町]

道の駅だいごの焼き鳥屋の親父さんから仕入れた被害情報に基づき、大子町役場周辺とJR水郡線の鉄橋が流されたあたりの2カ所で泥土を採取した。

●茨城県久慈郡大子町 常陸大子駅付近(久慈川)
Cs-137 101 Bq/kg ・ Cs-134 19.4 Bq/kg
合計120 Bq/kg
 
道路、宅地、空き地、どこを見ても泥土の堆積物は見当たらない。大災害に見舞われた町の姿を想像できない日常の風景が広がっている。
やむなく道路脇に溜まった乾いた砂質の土を採取したが、被災後の道路掃除や風雨で氾濫泥土の大半は姿を消したのではないか、果たしてこれは氾濫泥土なのだろうかとの思いが残った。
(写真2)


●茨城県久慈郡大子町北田気(久慈川)
Cs-137 207 Bq/kg ・ Cs-134 28.3 Bq/kg
合計235 Bq/kg
 
水郡線の鉄橋が流された対岸には、重機が行き来する荒涼とした風景が広がっている。
被災後廃屋化したと思しき一軒家の庭に車を乗り入れと、そこは洪水泥土の堆積地であった。
台風から既に1ヶ月以上を過ぎ、片付けの手が入っていない被災現場に偶然に巡り合った。


調査・測定:那須希望の砦