食品検索時の「たけのこ」のカテゴリー変更のお知らせ

このたび「たけのこ」のデータを検索する際の分類を変更いたしました。
これまでは、

野菜(大分類)>茎菜類(中分類)>たけのこ(小分類)

と分類していました。

これは厚労省や農水省の分類に従って設定した物なのですが、
一般的には馴染みが無い分類のため、探しづらかったことと思います。

そこでもう少し探しやすいよう、「たけのこ」の分類を、野菜(大分類)から山菜(大分類)に変更しました。

今後は、食品検索メニューの「野菜」よりだいぶ下の方に「山菜」カテゴリーがあり、その中に「たけのこ」がありますのでそちらを選択して結果を表示してください。

なお、たけのこについては「旬のものから調べる」検索からも イラストのボタン1つで
結果を閲覧することができます。

この「旬のもの」は、季節ごとの食品の中でも主食や利用者の皆さまからお問い合わせが多い食品、特に気をつけて欲しい食品25品目について ボタン1つで検索結果が表示されるようになっています。
とても便利ですので、ぜひ旬のもの検索もご活用ください!


市民測定室のつくりかた|現場ノート Vol.4 自ら空間線量から避難の判断をする 

原発事故が起こり原子炉が冷却不能となり炉内の圧力が高まると、内部圧力を炉外に放出するベント作業が行われます。
ベント作業が行われる前には、原発から半径5kmは避難指示が出ると思います。空間線量の上昇が確認されれば、原発から半径30kmも避難指示が出ると思います。

 福島原発事故の経験から、年間20mSvを超えると推定されると避難指示が出ると思いますが、30km圏外では避難指示に時間が掛かると思います。30~45km離れた飯館村が事故から1ヶ月以上経った4月22日に計画的避難区域に指定されました(2012年7月17日以降は飯舘村の一部は帰還困難区域と避難指示解除準備区域、残りは居住制限区域)。55km離れた伊達市内では、住居ごとに年間20mSvを超えると推定されると避難を勧奨されました。1mの高さにおける庭先、玄関先の空間線量が3.8μSv/hを超えると特定避難勧奨地点に設定されました。

 避難の判断として年間20mSv(放射線の影響が大きい乳幼児等は5mSv)を超えるかどうかで判断したらいいと考えます。1時間あたりにすると、2.28μSv/h(乳幼児等は0.57μSv/h)になります。放射性物質は風に流されて飛散してきますので、風上の空間線量が上昇している場合も避難してください。また、避難先も風下を避けてください。福島原発事故では200km離れた関東でも検出されました。

 原発事故で放出される放射性物質には、半減期が短いものが多いです。特にヨウ素131は半減期8日間なので、80日で1/1,000に減衰するので短期避難も有効です。

「半減期」とは、放射性物質が崩壊して、放射線を出す能力(放射能)が半分になるまでの時間です。放射性物質ごとに固有の期間が決まっています。
(清水義広)


市民測定室のつくりかた|現場ノート Vol.3 マイクロシーベルトとは? 

空間線量の単位マイクロシーベルト毎時(μSv/h)とは、1時間当たりの放射線が人体に与える影響の大きさを表す単位です。

分解して説明すると、
 マイクロ(μ)は10-6乗(10のマイナス6乗)すなわち、1/1,000,000を表します。ミリ(m)の場合は10-3乗(10のマイナス3乗)すなわち、1/1,000を表します。
 シーベルト(Sv)は放射線が人体に与える影響の大きさの単位です。日本語だと被ばく量といいます。
 毎時(/h)は1時間当たりを表します。 

このシーベルトの数値が大きいほど、人体への影響が大きくなります。
被ばく量は積み重なります。測定器の数値の単位は1時間当たりの被ばく量であるμSv/hが多いです。

この測定値から年間の被ばく量を計算できるようにしましょう。
 0.57μSv/hの所に1年間いるとすると、年間5mSv被ばくします。
  5mSv/年=0.57μSv/h×24時間×365日
 2.28μSv/hの所に1年間いるとすると、年間20mSv被ばくします。
  20mSv/年=2.28μSv/h×24時間×365日
 11.4μSv/hの所に1年間いるとすると、年間100mSv被ばくします。
  100mSv/年=11.4μSv/h×24時間×365日

自然界にある放射性物質が放出する放射線(自然放射線)による被ばく量は、日本では平均すると年間約2mSvとされています。
ですので、上の計算例の年間5mSvやそれ以上の被ばくはあってはいけない被ばくです。
仮に0.57μSv/hが測定された場合、原子力事故によって拡散した人工的な放射性物質によって周囲の環境が大きく汚染されていることが考えられます。

被ばく量の基準および症状
  1mSv/年 公衆の被ばく限度
  5mSv/年 チェルノブイリ法での移住義務
 20mSv/年 緊急時被ばく限度(福島県)
 50mSv/年 放射線業務従事者の線量限度
 100mSv 臨床症状が確認されず。放射線業務従事者の5年間の線量限度
 500mSv 末梢血中のリンパ球の減少
 1000mSv 悪心、嘔吐(10%の人)
 4000mSv 50%の人が死亡
 8000mSv 100%の人が死亡

次回は原子力事故時の避難判断について解説します。
(清水義広)


【6/2(火)19時】市民測定室のつくりかたブックレット 拡大編集会議にご参加ください!


現在、プロジェクトではガイドブック『市民測定室のつくりかた』の2026年内完成を目指し、メンバー一同、原稿執筆を進めています。

そして4月末からは、その一部をWebで先行公開しています。
題して――
「市民測定室のつくりかた|現場ノート」

毎週、新しい記事を公開中です。
ぜひご覧ください。
https://minnanods.net/tsukurikata/entry-1796.html

今回、あえてネットで公開しているのには理由があります。

それは、このガイドブックを“読者と一緒につくりたい”からです。

私たちは、放射能測定や市民測定室の活動について、「まったく知識がない人でも読み進められる本」にしたいと考えています。
けれど、執筆メンバー自身はすでに知識や経験を持っているため、「本当にわかりやすい文章」を書くことの難しさを日々感じています。

だからこそ、皆さんの率直な感想や疑問、「ここがわかりにくい」「こんなことも知りたい」といった声を、ぜひ聞かせていただきたいのです。

ご意見・ご感想・ご要望は随時、
minnanods@gmail.com
までお寄せください。

さらに今回は、気軽にわいわい話し合える場として、

「つくりかたプロジェクト・拡大編集会議」

を開催します!

記念すべき第1回、ぜひご参加ください。

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【第1回 拡大編集会議】
日時:2026年6月2日(火)19:00〜21:00

参加していただける方は、下記Peatixからお申し込みください。
https://peatix.com/event/5017612/view

または、minnanods@gmail.comまで「拡大編集会議参加希望」とご連絡ください。
折り返しZOOMのURLをお送りします。

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「測定のことは詳しくないけど…」という方も大歓迎です。
皆さんの声が、このガイドブックをより良いものに育ててくれます。

たくさんのご参加をお待ちしています!


市民測定室のつくりかた|現場ノート Vol.2 空間線量測定は難しくない 

放射線自体は目に見えず、体に当たっても痛みや熱などの感覚として認識できません。
でも専用の測定器を使うと簡単に検出することが出来ます。
 測定器の操作自体は、ボタンが2個だけの測定器もあり難しくはありません。

測定器により使用目的が違っていますので、自分の使っている(これから買おうとする)測定器の特徴をよく理解する必要があります。

 測定器は、行政や電力会社が使っている本格的な物は90万円ほどしますが、安いものは数千円のものもあり、数万円でも十分な性能のものが購入できます。災害時は物流が止まり物資不足になります。原子力災害時は線量計も不足し購入はとても難しくなります。買えても価格は高騰します、事前に準備しておくことが大切です。

本格的な測定器
 アロカTCS-1172 γ線用シンチレーションサーベイメータ 約90万円

携帯用線量計 防災用品として
 HORIBA PA-1000 Radi γ線用シンチレーション 約12万円
 日本精密測器 RADCOUNTER DC-100 γ線用シンチレーション 約3万円
 GM計数管式 3千円~ あまりお勧めできない。

小型で操作が簡単なもの、電源が乾電池式のものがおすすめです。
充電式は数年でバッテリーが劣化して使えなくなります。
いざというときに使えるように定期的に動作を確認しましょう。

(清水義広)