【参加者募集】みんなのデータサイト認定「放射線被ばく防護士」になろう 〜いざというときにひばくを避けるための知識と実践を身につける〜

最近、福島事故後に停止していた東日本の原子炉が住民の十分な理解がないまま再稼働し、不安が増しています。この状況下では、国や自治体が提供する支援(公助)に頼るだけでは個々の生命や健康を守るには明らかに不十分であり、住民が自己防衛のために共助・自助を推進するリーダーの育成が緊急の課題とされています。

福島事故後、新しい規制基準を満たす原子炉では、過酷事故が発生しても放射性セシウムの放出量が福島事故の1/100(100テラベクレル以下)に抑えられると想定しています。この想定に基づいて、国は原子力災害対策の指針を策定し、避難や屋内退避、ヨウ素剤服用などの防護策を示しています。しかし、住民への被ばく防護の説明が不足し、理解が十分に得られていません。また、地震や大雪などの複合災害時の避難が困難であることも不安を高めています。

原子力災害に冷静に対応するには、実用的な放射線の知識と日頃からの被ばく防護への準備が重要です。そのため、福島原発事故の教訓を活かした基礎知識学習や比較的線量が高い被災地での実践的な放射線測定・防護方法の実地研修を企画しました。

いざというときに、自分や周りの大切な人たちを被ばくから守れるよう、いっしょに学んでいきましょう!!

研修について

この講座は、オンラインによる事前基礎学習と、実地研修の2種類で構成されています。

オンライン事前基礎学習のみの受講も可能です。
実地研修を受けるにはオンライン事前基礎学習が必須です。

① ZOOMによる事前基礎学習(2025年2月)
全8回(毎週土曜日 19:00−19:45、20:00−21:00の2コマずつ× 4週)
参加費:全8回で2000円/人 (教材費、送料)

②宿泊型実地研修(2025年3月22日〜23日・1泊2日)
受入人数最大15人  (事前基礎学習の受講が必須です)
参加費 10,000円 (宿泊費、防護資材費、現地移動費が含まれます)
現地集合場所 (福島県 JR郡山駅)までの交通費は自己負担願います。

申込方法

事前基礎学習と実地研修の両方参加、または事前基礎学習のみ参加希望、いずれかを明記の上
申込者の氏名、住所、メールアドレス、電話番号を 2025年1月15日までにメールでお知らせください。
メール: minnanods@gmail.com

事前基礎研修と実地研修の全てを修了され、確認検定を通過された方には、NPO法人みんなのデータサイトから 放射線被ばく防護士の認定証を発行します。

参加費の納入方法については、お申し込み後に事務局よりご案内します。

*この事業は、2024年度 真如苑市民防災・減災活動助成 を受けて実施しています。

申込先

〒960-0201
福島県福島市飯坂町字一本松11−7
NPO法人みんなのデータサイト

TEL: 024−573ー5761
メール:minnanods@gmail.com
11:00-17:00 (水曜定休)



参加者募集【7/8 オンライン】札幌の市民運動の軌跡と 市による給食食材測定12年間のデータを読む


みんなのデータサイト、7月の学習会は、北海道の市民放射能測定室「はかーる・さっぽろ」をお招きしてお送りします。
ぜひお誘い合わせの上お申し込みください! お申し込み方法は末尾にございます。

以下告知です。
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こんにちは!はかーる・さっぽろの富塚とも子です。

北海道は日本最大の食料供給地域(2022年度のカロリーベースの食料自給率は日本全体で約38%、北海道は223%)です。しかし、厳寒の地ですから、10月から5月までスーパーに出回る葉物野菜は東北・関東(いわゆる東日本16都県)産が主流となります。

東京電力福島第一原発事故直後、札幌市内のスーパーから東北・関東産の野菜が一斉に姿を消し、代わりに四国・九州・沖縄産のものが並びました。一方、札幌市の学校給食で使用される野菜の産地は、東北・関東産のままだったのです。食材の放射能検査も行われていませんでした。

札幌圏に、インターネットで情報を集め、内部被曝に危機感を強めたお母さんたちがいました。家庭の食材を見直すとともに、完全給食を実施している小学校にお弁当を持たせました。そこで、出会いが起こります。当時、たくさんの避難者さんが来道しました。多くが、子どもを守ると決意した母子避難でした。


2011年初夏、避難者さんも交えたお母さんたちは、子供の通う学校や札幌市の教育委員会と話しあいを進めます。

わが子だけが、安心なお弁当を食べればいいのでしょうか?

子どもが自分では選べない給食だからこそ、おとなが安心安全を担保すべきです。

SNSで賛同の呼びかけも始めます。
何度か話し合いの席を設けましたが、暫定基準値セシウム合算値500㏃/㎏下、「国が安全というものは安全」が札幌市の鉄板回答でした。


署名提出。女性市議会議員による代表質問での要望。500人規模の会場での給食フォーラム開催。お母さんたちと多くの市民がちからを合わせて運動を進めていきました。


2011年11月28日、上田文雄札幌市長(当時)は学校給食の食材検査を12月から行うことを定例記者会見で発表しました。ゲルマニウム半導体測定器を使用し、4㏃/㎏を超えたものは使用しない。画期的な行政判断でした。お母さんたちの熱意が実を結んだ瞬間でしたが、それだけではありません。

さっぽろ市民放射能測定所 はかーる・さっぽろは、この運動をきっかけに誕生しました。

行政の測定内容を評価するためには、市民が放射能の知識と測定の手段を持つ必要があると考えました。

そもそも、北海道の放射能汚染の実態はどうなっているのか?
そもそも、東日本16都県以外の食材なら安心なのか?
知りたいことは山ほどありました。

測定の結果、思いもよらない汚染の実態にも出会いました。

札幌市の学校給食の食材測定は、2024年3月をもって終了しました。12年4か月にわたる測定データから分かること、また、学校給食における食の安全についての課題についてもお伝えできたらと思います。
私、はかーるさっぽろ代表の富塚ともこ、運営委員の佐々木百合香が お話しします。

日時:2024年7月8日(月) 10時〜12時頃

参加費:無料 カンパ歓迎。
    またみんなのデータサイトの活動を支える賛助会員になっていただける方を募集しております。よろしくお願いします。

当日ご都合が合わない方も是非エントリーください。エントリーくださった方全員に、後日アーカイブ(録画)のリンクを送ります。

主催:NPO法人みんなのデータサイト
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申込方法

Peatixで申し込める方はこちらから:https://mds-11.peatix.com

メールで申し込む方はこちら:minnanods@gmail.com 宛に
件名【7月8日学習会申込】とし、
お名前、メールアドレス、ご住所(都道府県までで可)、緊急時の連絡先電話番号を添えて
お申込ください。折り返し参加用ZOOM リンクを送ります。

★当日ご都合が合わない方も是非お申し込みください。お申し込みくださった方全員に、後日アーカイブ(録画)のリンクを送ります。



【オンライン学習会】保育園と一緒に歩んできた 森の測定室滑川 放射能測定の13年 参加者募集!


今回の学習会の講師をつとめる、森の測定室滑川の代表 根岸主門は、元小学校の先生で とってもわかりやすい講義が評判です。

東日本大震災・福島原発事故と向き合うこの取り組みは、これまで青山学院短期大学保育科の学生向けの特別講義として行われていました。
今回、一般の私たちもぜひ聴いてみたいなと思い、一般向けの内容として企画してもらいました。
当日は該当保育園の現役保育士さんも登壇してくださいます。

現場の声を聞ける貴重な機会です。ぜひお誘い合わせの上ご参加ください!

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「保育園とともに歩んできた市民放射能測定室『森の測定室 滑川』~保育士さんたちは放射能とどのように向き合ってきたのか~」

2011年の東日本大震災から13年が経ちました。
今なお福島第一原発は収束の目処が立っていません。

今年は、元日早々に能登半島地震が起き、もしまた原発事故が起きたらと肝を冷やした人も多かったことと思います。

今回のオンライン学習会の企画は、市民放射能測定室、保育園が放射能汚染とどのように向き合ってきたのか。
13年の歩みを振り返り、ご紹介します。

 泥んこまみれになって遊ぶ。
 野のものをいただく。
 たき火を楽しむ。

このような活動を軸に、自然の中での活動を展開する保育園。

本来子どもたちにとっては豊かな活動であるはずなのに、放射能汚染によって、それらの活動は被ばくという危険な行為にがらりと様変わりさせられてしまいました。

放射能?危険なの?安全なの?
放射能汚染はあるの?ないの?
これまで通り活動しても大丈夫なの?

見えない放射能。わからないままの保育。
答えのないままの不安の日々。

そのような状況の中、市民放射能測定室『森の測定室 滑川(通称「もりそく」)』が2012年秋に開室され、身近な場所で測定ができるようになりました。事故当初からこれまでの、埼玉県の汚染状況の把握もしてきました。

果たして、自然の中で子どもを育むことを大切にする保育園はどのように放射能汚染と向き合い、乗り越えてきたのでしょうか。
園の職員、保護者、もりそくが手を繋いで歩んできた13年の軌跡をご紹介致します。

↓↓お申し込みは下記Peatixよりお願いします(参加できない方にも後日アーカイブ(録画のリンク)をお送りします)↓↓
https://mds-10.peatix.com/view


ダイアローグフォーピープル(Dialogue for People)の取材レポートに100年マップ等を引用いただきました

「国内避難民」としての福島第一原発事故避難者――区域外避難者の人権保障を問う裁判 と題した田中えりさんのレポートに
みんなのデータサイトの「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト 放射性セシウム汚染減衰推計100年マップ」と、「チェルノブイリ法の区分と日本における避難指示区域の比較」表を
引用いただきました。

避難指示区域外からの避難者に対する、いわゆる「追い出し裁判」について、経緯や問題点などをとても詳しく書かれています。

ぜひ、お読みいただければ幸いです。

https://d4p.world/news/24994/