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【マップ集の中身 紹介】「土壌測定マップ」と「出荷制限マップ」から見えること、見えないこと


皆さんこんにちは!たくさんのご支援ありがとうございます。
さて、我々スタッフも日々、編集作業を頑張っております。
そして徐々に皆様に内容をご紹介できるようになってきました。
今日は、第2章「食品」解析コーナーから1つの図をご紹介します。
このように今回のマップ集では、17都県の土壌測定プロジェクトの測定結果を活用し、
「土壌汚染」と「食品」の汚染の関連を解析する試みもしています。
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この図は、土壌汚染と「野生鳥獣肉」の出荷制限の地域を見やすく並べたものです。
今では一部を除きほとんどが不検出となっている、畑などで採れる野菜や果物などのいわゆる「農産物」と異なり、野生のキノコや山菜、またそれらを餌としているイノシシや鹿、熊などの「野生鳥獣の肉」からは、2018年の現在でも基準値超過の放射性セシウムが検出されており、「原子力災害対策特別措置法」に基づき原子力災害対策本部長名で出荷制限が指示されています。
そしてマップを一見すると、やはりセシウム濃度と出荷制限地域には密接な相関関係が見られます。
しかし、一部、近隣県にもかかわらず、出荷制限がかかっていない県があるのです。

さて、ここで問題です。
これらの県に出荷制限がかかっていない理由は、なんだと思いますか?

1)その動物を測定した結果、基準値を超えるものがみつからないから。
2)その動物の測定がされていないため、そもそも検出・基準値超という結果にならないから。
3)その動物を測定して基準値超えが確認されたが、「オトナの事情」で出荷制限が指示されていないから。

【ヒント】それぞれの都道府県がどんな食品をどんな頻度で測定するかについては、国で決められた規定はなく、それぞれの都道府県の計画に基づき検査を実施しています。従ってその方針はまちまちです。測定の検出下限値も実に様々です。
→ 答えはぜひ、マップ集にてご確認ください。
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『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング
9月28日まで実施中!
世界でも類をみない放射能汚染を起こした福島原発事故で放出された膨大な量の放射能がどのような状況になっているのか。
17都県、3,400箇所以上の土壌を、のべ4,000人以上の市民と測定室が協力し、一箇所ずつ採取して集めた膨大なデータを、分かりやすく図説化して解説する書籍を出版しようというものです。
引き続きシェア、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/minnanods

【応援メッセージ】 雁屋哲さん(漫画原作者)

美味しんぼ「福島の真実」編の取材に協力したライター・ジャーナリストで「みんなのデータサイト」の一員でもある平井有太さん(ふくしま30年プロジェクト)に先生をご紹介いただき、今回の書籍化にむけた心強いメッセージを先生のブログ「雁屋哲 今日もまた」でご紹介いただけました。 (写真は平井さん私物)
文中より一部抜粋のうえ、掲載させていただきます。
文中の「もう、あれから7年たつんだから」「そろそう、いいでしょう」という言葉に、この事故に対して流れる、真実に向き合うことへの恐怖が凝縮されていると感じます。

雁屋先生、平井さん、ありがとうございます!!!
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福島第一原発事故以来日本の環境は大きく変わりました。
本当に、「もう、あれから7年たつんだから」「そろそう、いいでしょう」なのでしょうか。
私は「美味しんぼ」第110巻、第111巻の「福島の真実」を書くために、2011年から2013年ま10月まで福島の取材を重ねて来ました。
2015年の12月はすでに「美味しんぼ」の「福島の真実」篇のスピリッツ誌掲載は終わっていましたが、その後の福島の様子を見るために福島をあちこち見て回りました。
私が最後に福島を見たのは、この2015年12月15日、16日です。
最後に見てから、2年7カ月しか経っていません。
最後に見た福島の姿と、この2年7ヶ月という時間の経過を考えると、私は「もう」とか「そろそろ」とか言う気持になれません。
「もう」か「そろそろか」それをハッキリさせるためには、福島県、それ以外の地域の放射線量を、知る必要があります。
最近は、福島安心論の声が高く、なかなか放射線量についてのニュースはあまり読んだり見たりすることが少なくなりました。
何もかも、なかったことにしようと言う勢力が大きな力を振るって、人々の口を開かせないようにしていることを感じます。
こういう中で、福島第一原発事故によって、私達が受け続けている放射能汚染を追求している「みんなのデータサイト」という市民団体があります。
今回は、この「みんなのデータサイト」を紹介し、このサイトが取り組んでいるクラウドファンディングに対する協力をお願いしたいのです。
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『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング 9月28日まで実施中。
世界でも類をみない放射能汚染を起こした福島原発事故で放出された膨大な量の放射能がどのような状況になっているのか。
17都県、3,400箇所以上の土壌を、のべ4,000人以上の市民と測定室が協力し、一箇所ずつ採取して集めた膨大なデータを、分かりやすく図説化して解説する書籍を出版しようというものです。
引き続きいいね、シェア、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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速報!!【御礼 250万円達成しました!!】

みなさん、こんにちは。
『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング、昨日遅く目標の250万円をクリアしました!
実に424名の方から2,517,800円をご支援いただきました。
これまでご支援やシェアをいただいたみなさまに、スタッフ一同心よりの御礼を申し上げます。本当にありがとうございました!


さて、残り15日となりますが、この本を増刷し、一人でも多くの方に放射能拡散の事実を正しく知っていただきたいと思い、新たにストレッチゴールとして350万円を設定して再び走り出すこととなりました。
今回このプロジェクトに関わった全国の測定室および、事務局は、データの検証とグループをまとめ、さらに書籍の執筆から出版までをほとんどボランティアで行っています。
来年以降の活動継続を円滑に行うには、今回のクラウドファンディングでどこまで上乗せのご支援をいただけるかがキーとなります。
残り15日、目標350万円に向けての新たなスタート、さらなるお力添えをいただきたく思っています。
よろしくお願いいたします!
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『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング 
9/14現在2,517,800円(達成率101%)残り15日です。
世界でも類をみない放射能汚染を起こした福島原発事故で放出された膨大な量の放射能がどのような状況になっているのか。
17都県、3,400箇所以上の土壌を、のべ4,000人以上の市民と測定室が協力し、一箇所ずつ採取して集めた膨大なデータを、分かりやすく図説化して解説する書籍を出版しようというものです。
引き続きシェア、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
https://motion-gallery.net/projects/minnanods

【9月17日は代々木公園に集合!】さようなら原発イベントに出店します

毎年参加している「さようなら原発9.17全国集会」@代々木公園の日程が近づいて来ました。
今年も「みんなのデータサイト」はこちらにブース出店致します。
ブースの場所は、イベント広場・けやき並木ブース列のちょうど真ん中あたりになります。

今回配布するチラシの裏面には、クラウドファンディングが出来ない方のために、書籍注文のFAX申込用紙もお付けしました。困っていた方、今回のチラシをお受け取り下さいね。

今年は『「図説」17都県放射能測定マップ+読み解き集』の作成、クラウドファンディングの実施中の合い間での参加で事務局はてんてこまいです。
あと、もしお時間が少しある方がいらっしゃれば、スタッフの数も足りていないので、クラウドファンディングのチラシ配布のお手伝い、30分でもしていただけたら助かります!

どうかご協力の程お願い申し上げます。
三連休の最終日ですが、皆様のお越しをお待ちしております! 
晴れるように皆様、念じてくださいーーー☆彡
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日時:2018年9月17日㊊敬老の日
場所:代々木公園B地区(JR 山手線「原宿駅」、地下鉄千代田線「明治神宮前駅」、千代田線「代々木公園駅」、小田急線「代々木八幡駅」)
〇タイムスケジュール
11:30 出店ブース開店
12:30 開会 野外ステージ
コンサート
13:30 発言
主催者あいさつ
フクシマから
東海第二原発再稼働について
自主避難者から
戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会からほか
15:10 デモ出発
  渋谷コース:会場→渋谷駅前→明治通り→神宮通公園解散
原宿コース:会場→原宿駅→表参道→外苑前
主催:「さようなら原発」一千万署名 市民の会
内橋克人 大江健三郎 落合恵子 鎌田慧 坂本龍一 澤地久枝 瀬戸内寂聴
協力:戦争させない・9条壊すな!総がかり行動実行委員会
連絡先:さようなら原発1000万人アクション事務局
東京都千代田区神田駿河台3-2-11 連合会館1F 原水禁気付TEL.03-5289-8224

【応援メッセージ】 吉田千亜さん(ルポライター)


「ルポ母子避難」ー消されゆく原発事故被害者ー、「原発避難白書」のライター・吉田千亜さんから応援メッセージをいただきましたので紹介します!

吉田さんは出版社勤務を経て、フリーライターとなり、東日本大震災後、放射能汚染と向き合うお母さんたちの取材を続け、季刊誌「ママレボ」、「こどけん通信」の編集・執筆にも携わっていらっしゃいます。吉田さん、ありがとうございます!
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見えない放射能汚染は可視化しない限りなかったことにされる。原発事故後、常にその思いがあります。
それに抗う重要な動きの一つとして、市民による地道な測定があります。
2012年4月から1年間、私は週に一度、測定所にボランティアとして通っていました。そこで出会ったさまざまな人たちが「いかに測定値の信頼性を高めるか」という努力を続けてきた様子を目の当たりにし、私も多くのことを学びました。
ふと数十年先に想いを馳せた時に、この原発事故について、事実に基づいた記録がどれほど残されているのか、不安に思うことがあります。それほど、行政に期待できない現実もあります。
みんなのデータサイトに集まったさまざまなデータは、多くの市民の手により放射能汚染が数値化された貴重なものです。その書籍化は、今の社会だけでなく、次世代にも資するものでもあります。
クラウドファンディングの残り日数もあとわずかです。ぜひ、応援してください。
私も心から応援しています!
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『「図説」17都県放射能測定マップ集』書籍化クラウドファンディング
9/28まで実施中です。
世界でも類をみない放射能汚染を起こした福島原発事故で放出された膨大な量の放射能がどのような状況になっているのか。
17都県、3,400箇所以上の土壌を、のべ4,000人以上の市民と測定室が協力し、一箇所ずつ採取して集めた膨大なデータを、分かりやすく図説化して解説する書籍を出版しようというものです。
引き続きシェア、ご支援のほどよろしくお願いいたします。
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