【イベント報告】3/18「原発事故から7年目に見えて来た 日本の汚染、世界からの声」開催報告

 「原発事故から7年目に見えて来た 日本の汚染、世界からの声」開催報告

日時:2018318日(日) 13:15受付開始 13:30-16:30 
場所:国立オリンピック記念青少年総合センター センター棟102


年度末の近い中、会場には70人近い方々にご来場いただき盛況となりました。今回は、海外からのビデオレター、また会場の皆様の交流時間を取り、多様な内容と双方向を意識して開催しました。以下、各プログラムのご報告です。





●茨城・汚染状況重点調査地域ワークショップの報告
(つくば市民放射能測定所・藤田さん)



茨城県も国の重点汚染地域に指定されたスポットがあるなど、場所によって放射能汚染の影響が色濃くあります。
これまでの土壌測定の結果と解析を踏まえ、つくばの藤田さんに報告いただきました。
茨城県内の295の測定地点を分析した結果、2018年現在に換算(減衰補正計算)した数値ではベクレル数でみると約8,500Bq/kg〜22,999Bq/kgの「基本的に退去推奨だが希望すれば居住の権利が認められるゾーン」に相当する地域はないものの、約2,800Bq/kg〜8,499Bq/kg「移住権が発生するゾーン」に相当する可能性のある地域が龍ケ崎市、高萩市、取手市にそれぞれ1地点ずつあったことが報告されました。また、実測値と推計値(航空機モニタリングの結果など)の近似点と開きについての考察がありました。後半は当時のプルーム通過の様子と乾性沈着と湿性沈着についての考察、あとから初期被曝を評価することの難しさなどをデータと図表を使って発表しました。


つくば市民放射能測定室のホームページから、投影した資料をダウンロードすることができます。

みんなのデータサイト・東日本土壌ベクレル測定プロジェクト茨城報告会
(茨城・汚染状況重点調査地域ワークショップ)資料

投稿者