《ラボ・アスナロ連続講座30》
「再稼働と原発の危険性
ー老朽原発、東海第二原発の再稼働に反対するー」
経団連の中西会長が1月15日の記者会見で原発再稼働について「私はどんどん進めるべきだと思っている。原子力というエネルギーを人類のために使うべきだ」と語りました。福島第一原発事故の原因もわからない、収束もしていない現状にあっても再稼働をするべきとはどういうことなのでしょうか。被災した福島の人たちは、事故から8年経過しても放射能の影響に苦しめられている事実をどう考えているのでしょうか。更に廃炉には莫大な金がかかります。そして、事故の起きた福島第一原発は廃炉をどのようにすればいいのかもわからない状況にあるのです。
東京からもっとも最も近い原発、東海第二原発の再稼働が行われようとしています。福島第一原発の事故後、原発の運転期間を原則40年とする規制が導入されました。しかし、規制委の認可を条件に最長20年の延長もできる事になっています。
東海第二原発は40年の老朽原発であり、3.11の際に被災もしているのです。また、東海村には大量の高レベル放射性廃液を貯蔵している再処理工場もあり、複合事故にいたれば恐るべき規模の被害をもたらす危険があります。ところが、昨年の11月に規制委は20年の運転延長を認めてしまいました。
東海第二原発は30キロ圏に96万人が居住し、日本で一番周囲に人口が密集している原発です。事故が起これば、関東も事故の影響を受けることははっきりしています。
今回の講座では、東海第二原発の再稼働がいかに危険であるかをともに考えていきたいと思います。
講師 藤田康元さん
・つくば市民放射能測定所代表 大学非常勤講師(科学史・科学論・技術者倫理などを担当)
2019・3・10(日)pm1:30~
資料代500円(参加は自由ですが定員は35人)
オープンスペース・アスナロ(板橋区大谷口上町1-3)
お問い合わせ 03-5995-4230 牛崎
主催 NPO法人 放射線測定室アスナロ
TEL03-5995-4230 / FAX03-5926-3308
この事業は、板橋区の「ボランティア・NPO活動公募事業補助金」を活用して実施しています。