【台風19号水害被災地 土壌放射能調査 結果の報告】

【台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.1】10/24

みんなのデータサイト 参加測定室の 名古屋「C-ラボ(市民放射能測定センター)」からの速報です。
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阿武隈川氾濫地域の一つである福島県伊達市梁川町の氾濫泥2検体を10月24日 測定。
測定結果は下記のとおりでした。
 
いずれも住宅地で、舗装された路上の粘土状の沈殿物です。
広瀬川と塩野川と阿武隈川の合流点付近で起きたバックウォーター現象による越流浸水です。塩野川では破堤もあったようです。
 
●梁川町字町東   合計563 Bq/kg
(Cs-137  522 Bq/kg ・ Cs-134  40.8 Bq/kg ) 

 
●梁川町字町裏 合計448 Bq/kg
(Cs-137  429 Bq/kg ・Cs-134  19.1 Bq/kg)

 
心配したほど高くはなかったのですが、庭や畑にあるのでなく、このレベルの泥が屋内に侵入し、床や壁、床下を汚染した場合は問題です。
  
また、乾いて粉塵になって舞った場合には大いに問題です。
国も自治体も、このことについて警鐘を鳴らしていません。
マスコミも全く取り上げていません。
 
なお、このデータはいずれも乾重量当たりの放射能濃度で、含水率は約50%と30%でした。
 
なお、広瀬川と塩野川の源流を見ると、汚染レベルの高い霊山地区と宮城県丸森町筆甫地区があります。
 
氾濫泥中の放射能は、この二つの地区と阿武隈川本流が運んできた濁質粒子が混合したものと考えられますが、主たる起源がどれなのかは不明です。
 
(測定・文責: C-ラボ大沼)

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注釈:今回測定された数値は、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」で測定した周辺地域の数字と比較すると、特段に高い数値ではありませんでした。しかし、他の県と比べると高い数値ではありますし、事故前との比較(例:2010年福島市、Cs-137: 23 Bq/kg)では明らかに高汚染ですので、泥かきの際にはマスク等で吸い込まないようにするなど十分ご注意頂けたらと思います。(みんなのデータサイト事務局)



【台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No. 2】10/26

ふくしま30年プロジェクトが測定した、福島県内2ヶ所の測定値は以下の通りです。

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住宅地、舗装された路上の粘土状の沈殿物を乾土処理をしたのち測定しています。

●福島市郷野目宝来町(大森川)
Cs-137  778 Bq/kg   Cs-134  53.8 Bq/kg  
合計832 Bq/kg

●伊達市梁川町大町(広瀬川)
Cs-137  404 Bq/kg   Cs-134  27.1 Bq/kg
合計431 Bq/kg

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注釈:今回測定された数値は、「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」で測定した周辺地域の数字と比較すると、特段に高い数値ではありませんでした。しかし、他の県と比べると高い数値ではありますし、事故前との比較(例:2010年福島市、Cs-137: 23 Bq/kg)では明らかに高汚染ですので、泥かきの際にはマスク等で吸い込まないようにするなど十分ご注意頂けたらと思います。(みんなのデータサイト事務局)

*なお、台風19号による氾濫泥の放射能調査を希望される方は以下リンク先の要領をお読みの上、採取を行ってください
→ https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html



【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.3 】10/29

●福島県伊達市梁川町舟生(阿武隈川)

Cs-137 615 Bq/kg Cs-134 41.5 Bq/kg
合計 657 Bq/kg

*納屋に入り込んだ粘土状の沈殿物を乾土処理したのちに測定しました。
*測定日:2019年10月27日(ふくしま30年プロジェクトによる測定)

もう1つ、この舟生と阿武隈川を挟んだ対岸に位置する
五十沢の測定結果はこちらです。

●福島県伊達市梁川町五十沢(阿武隈川)
Cs-137 276 Bq/kg Cs-134 19 Bq/kg
合計 295 Bq/kg

*路面の砂状の沈殿物を乾土処理したのちに測定しています。
*測定日:2019年10月28日(ふくしま30年プロジェクトによる測定)

★ふくしま30年プロジェクトでも、11月末日まで「台風19号による氾濫泥測定」を11月末日まで受け付けています。測定料は無料です。
測定を希望される方は、以下の要項を確認の上採取をお願いします
https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html



【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.4 】11/1

郡山市の水害堆積土壌の測定を行いました。
東林間測定室で測定した郡山市の検体は、現時点で3検体となります。

この3検体のうち2検体は、砂がほとんどを占める検体でした。「川のそば 砂」「水没ガードそば」がそれにあたります。
「川のそば 砂」は阿武隈川。「水没ガードそば」は阿武隈川の支流逢瀬川の近辺となります。


放射性セシウムは土壌の粘土成分に吸着する性質があるため、砂の多い検体は、粘土成分の多い土壌と比較して、放射性セシウムの値は低くなる傾向があります。またガードそばの検体については、建物周囲にまかれた砂が今回の水害で流され集まった可能性が大きいです(採取地点周辺をグーグルマップで確認)。

室内から採取された検体は、粘土成分が多く、600Bq/kgを超えていました。

今回の測定は、2検体をwet として届いたそのままの状態、dry としてホットプレートを200℃設定にして乾燥させた状態で測定してみました。

測定日は、水没ガード wet が10/15   dry が10/31
郡山室内dry、wetともに10/29
川のそば が10/29
です。


ホットプレートで水分を飛ばす


乾燥終了

乾燥させることによって放射性セシウムの値は、2割前後上昇しました。粘土質の土壌は非常に粒が細かいものが多く含まれており、乾燥して塊で存在する場合は良いのですが、砕けたり削り取ったりすると、簡単に空気中に舞い上がります。



参考までに、みんなのデータサイトによる東日本土壌ベクレル測定プロジェクトで測定した、郡山市の土壌数値を2019年11月1日時点に補正した数値を出してみました。
画像4をご覧ください。
(文責:東林間測定室)

★東林間測定室でも、「台風19号による氾濫泥測定」を11月末日まで受け付けています。測定料は無料です。
測定を希望される方は、以下の要項を確認の上採取をお願いします
https://minnanods.net/blog/news/entry-1423.html




【 台風19号による氾濫泥の放射能調査・速報 No.5 】11/7

2019年10月31日 下記3ヶ所でサンプリングし、その後乾燥させて測定しました。
 
●東京都世田谷区二子玉川 多摩川河川敷 線路下
 
多摩川河川敷一帯の様子をうかがったところ、河川敷一帯も氾濫した様子があり、辺りに泥土の堆積が観られた。
泥土に関してだが、二子玉川駅線路下の土手周辺にあったものは砂質のものが多かった。
サンプリングは線路下の川付近の場所にて行なった。


地点名:二子玉川駅線路下土手

 地点名:二子玉川駅線路下土手
 河川名:多摩川
 状態:砂質
 1メートル空間線量:0.045 μSv/h
 5cm空間線量:0.062 μSv/h
 セシウム134/137合算値:18 Bq/kg 

●東京都葛飾区小菅 荒川河川敷 遊歩道
 
荒川小菅緑地は堤防が決壊しなかったものの、河川敷一帯が水没していたため泥土やゴミが辺り一面に堆積していました。
河川敷の遊歩道に堆積していた泥土をサンプリング。


地点名:荒川小菅緑地公園

 地点名:荒川小菅緑地公園
 河川名:荒川
 状態:泥
 1メートル空間線量:0.061 μSv/h
 5cm空間線量:0.059 μSv/h
 セシウム134/137合算値:65.4 Bq/kg
 

●埼玉県川越市 越辺川 特別養護老人ホームキングスガーデン付近歩道脇 
 
越辺川の氾濫があった川越市特別養護老人ホームキングスガーデン付近の堆積土の調査に行った。
堆積土は施設付近の道路脇にあったので、それをサンプリング。
なお、土質が粘土質であったため、堆積土は付近の圃場から流出したものが堆積したと考えられる。


地点名:越辺川道路脇

 地点名:越辺川道路脇
 河川名:越辺川
 状態:泥
 1メートル空間線量:0.055 μSv/h
 5cm空間線量:-
 セシウム134/137合算値:48.9 Bq/kg

今回の3ヶ所は、いずれもさほど高い値ではありませんでした。3ヶ所の位置関係を示します。
 


測定:東林間放射能測定室
採取:Sugar Nat




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