全国の図書館に約1,000冊のマップ集を寄贈!! 図書館プロジェクトの進捗ご報告
寄贈プロジェクトの経緯
全国のべ4,000人の方々にご協力いただき推進し、クラウドファンディング でも1,700人近い方々にご支援をいただき2018年11月に発行した、市民による市民のための放射能本「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」。
昨年は、この書籍が日本ジャーナリスト会議JCJ賞も受賞させていただきました。
発行以来、各地でこの書籍を用いた「読み解き講座」や「講演会」を開催しながら、みなさまに放射能の実情や知識をお伝えしてまいりました。
しかし、今年に入り、新型コロナウィルスの影響は避けられず、そうした勉強の場は軒並み中止や延期を余儀なくされてしまいました。
対面でお会いしたり、お話しして伝えていく活動が極端に難しくなってしまい、これからどのように活動ができるだろうか、広く、福島原発事故の実情を伝えていくことができるだろうか?と話し合いを重ねてきました。
折りしも、4月に増補版を出版した時に、既存版(旧版)の残部がまだありました。
そこで、お金はかかるけれど、思いきって全国の図書館へこの書籍を寄贈することで、多くの方の手に取ってもらいやすいようにしてはどうか?というアイデアが持ち上がりました。
つまり・・・人間が出向けないのであれば、本に出かけてもらおう!!ということで、5月頃から『全国図書館寄贈プロジェクト』を実施することにしたのです。
寄贈をする図書館の決め方
既に全国各地の図書館で蔵書されているところを除外して、原発立地県や、原爆の放射能の被害のあったところ、また測定室から直接届けられる地域、福島原発事故の汚染が比較的濃い汚染重点調査地域などからリストアップをし、連絡を取り贈呈の許可をいただいた地域もありました。
そして、約5ヶ月をかけ、総計約1,000冊の「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」をお送りすることができました。
リストアップにご協力いただいた方、また地元の図書館に直接届けてくださった方など、全国の関係者の皆様にサポートしていただきました。本当にありがとうございました。この場を借りて深くお礼申し上げます。
また、御受け取りいただいた全国の図書館・自治体関係者の皆様にも深くお礼申し上げます。
贈呈先の一覧表は、このページの下の方にあります。 ご確認をお願いします。
あと200冊分の送り先を募集しています
なお、あと200冊ほどの送付が可能です。
もしも「我が街の図書館にもぜひマップ集を!」というリクエストがあれば、こちらのフォームからお知らせください。
多くの方々からのお申し込みをお待ちしております!
(予定数に達し次第、終了となります)
お知らせ頂く前に、図書館に既に蔵書があるかどうか、寄贈受け取りが可能かどうかをご確認の上お知らせいただけますと幸いです。蔵書の有無はこちらのデータベースで確認できます。
カーリル・ローカル (都道府県を選んで、「図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集」と書名を入れて検索してください。
寄贈リストに名前があっても、蔵書されてから書籍名が載るまで1ヶ月前後のタイムラグがあるようですので、検索の際はこの点にご留意ください。。
もう地元の図書館にマップ集が蔵書されていたら、周りの方にお伝えいただき、多くの方に読んでいただければ嬉しいです。
寄付で活動を支えてください!
このプロジェクトを実行するために、送料や梱包材・発送手数料などとして、1冊500円ほど、合計50万円以上の経費(書籍代金は除く)がかかっています。
また、書籍の売り上げ自体が新型コロナウィルスの影響で停滞している中、データサイトそのものの存続が危ぶまれております。
今後も「みんなのデータサイト」が活動を継続するため、「寄付」「カンパ」という形で、支えていただければ大変有り難いです。
ご協力の程どうぞよろしくお願い致します。
寄付はこちら
寄贈先一覧表(15枚)
1〜14ブルーの表は図書館のリスト(都道府県別)、15は図書館以外の施設・団体のリストです。