【よそものネット】汚染水の海洋放出 反対メッセージ(1〜3)

在外邦人による脱原発ネットワーク「よそものネット」さんから、日本の海洋汚染水放出について、海外の事例や研究を海外の専門家による解説・メッセージをまとめました。この度日本語の字幕をつけたということで、日本の皆様にもみていただきたいとご紹介いただきました。

ぜひご覧ください。



フランスの市民団体「よそものネット」から日本のみなさまに向けてのメッセージ

2021年4月、日本政府は2年先を目処に、福島第一原発の敷地に保管されているALPS処理汚染水の海洋放出処分を決定しました。漁業関係者をはじめ数多くの反対や懸念の声を無視し、市民団体や専門家が提案する代替案の検討も拒んだ、一方的な決断です。
 この決定発表後、核推進派からは「原発は通常運転時でも汚染水を海洋に流している」、「海外ではもっと大量に放出しているのに、福島第一だけを批判するのはおかしい」などというも聞こえます。
 では、海外の核施設と汚染水について、当該国の市民団体や活動家、専門家の意見はどうでしょうか。
 よく引き合いに出されるフランスのラ・アーグ や、トリチウムというと言及される北米の五大湖ではこの問題をどう見ているでしょうか。健康被害について議論はあるでしょうか。

 よそものネットでは、そうしたメッセージをシリーズでお届けします。
 日本政府の決定は非民主的であるだけでなく環境保護を無視するものです。海は生命の源であり、あらゆる生物の生息の場です。これ以上の海洋汚染を許してはなりません。豊かな海洋を護るために闘いましょう。

汚染水の海洋放出反対メッセージNo.1  放射性廃棄物の専門家 ケヴィン・キャンプス氏

第一弾は、アメリカのNGOビヨンド・ニュークリアーの放射性廃棄物の専門家、ケヴィン・キャンプスさんです。




汚染水の海洋放出反対メッセージNo.2 フランスの反原発運動家 ディディエ・アンジェ氏

 シリーズ第二弾目は、フランスのラ・アーグ再処理工場の近くで長年、反原発運動を続け、核廃棄物を含む全ての廃棄物の海洋投棄に反対してきた、ディディエ・アンジェさんです。




汚染水の海洋放出反対メッセージNo.3 ドイツの核戦争防止国際医師会議 ドイツ支部 アレックス・ローゼン氏

シリーズ第三弾目は、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部で2021年3月まで代表を務めていた小児科医でもあるアレックス・ローゼン氏です。彼はこれまでもIPPNWドイツ支部の代表として、フクシマの放射能による影響に対して医者の立場から警鐘を鳴らし、毎年フクシマの実情を医学的科学的な根拠をもとに検証する世界会議を開いて日本からも学者やジャーナリストを招いたり、ベルリンではSayonara Nukes Berlinが主催するかざぐるまデモにも毎年共催団体として参加して演説を行ってきました。去年と今年は福島県で行われる聖火リレーや競技開催に反対する行動を共同で行いました。IPPNWドイツ支部のコアメンバーは同時に、ノーベル平和賞を受賞したICANのドイツチーム・コアメンバーでもあります。IPPNWドイツ支部は単に核兵器だけでなく、原子力エネルギーの危険性についてもはっきりと反対の態度をとっています。今回は日本政府が決定した汚染水海洋放出計画に対し、医者の立場から被ばくの危険と放射線防護をはっきりと説明してくれました。

国際キャンペーン「東京2020・放射能オリンピック」の日本語記事 (核戦争防止国際医師会議/IPPNWドイツ支部ウェブサイトより)




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