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【メディア掲載】土壌プロジェクトを取材いただきました(朝日新聞)

2016年4月17日朝日新聞(電子版および、福島中会版朝刊25ページ)で、当会の土壌プロジェクトについてかなり丁寧にご紹介いただきました。これからさらに、まだ採取の進んでいない地域の採取測定を進めていきます。
ご協力のほど、よろしくお願いいたします!

画像の掲載許可をいただきましたので誌面もご紹介します。
☆電子版はこちら→ http://www.asahi.com/articles/ASJ414S44J41UGTB00Y.html

☆特集「東日本大震災5年 ふくしま」→ http://www.asahi.com/area/fukushima/articles/MTW20160418071450001.html







【新規参加】「那須希望の砦」が加わりました

栃木県那須市の「那須希望の砦」が加わりました。
測定室情報はこちら→ http://www.minnanods.net/labs/nasukibou.html

★クラウドファンディング応援のお願い
那須希望の砦は、2011年5月より、栃木県北で放射能から子どもを守ることを目的に活
動しているグループです。
空間線量測定、食品等の測定、各種調査(除染方法、移行係数、栃木県北の地面表面の
汚染状況など)を行なっています。活動内容は、HP、Facebookをご覧ください。
http://nasutoride.jp/
https://www.facebook.com/nasukiboutoride/
今後、栃木県北のホットスポット調査をするため、ホットスポットファインダー(HS
F)の購入を計画しています。
現在、クラウドファンディングで資金集めを行なっております。
目標達成まで、もう一息の所まで来ています。
どうか、皆様のご支援をいただければ幸いです。
詳しくは下記をご覧ください。
https://readyfor.jp/projects/nasutoride



第2回土壌プロジェクト報告会でのご質問への回答

去る3月27日に行われた東日本土壌ベクレル測定プロジェクト第2回報告会にて、質問をいただきながら、時間の関係上、回答があまりできませんでしたので、会場でお約束申し上げた通り、Web上で回答させていただきます。
よろしくお願いいたします。
 文責:みんなのデータサイト事務局長 石丸

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■ご質問:日本海側に旅行に行った時、公園などの土を採取するのも可能か?

 回答:公園は基本的に採取許可を取っていただくことを原則としております。お手数ですが、許可をお取りいただいてからお願いいたします。

■ご質問:地権者のOKがあれば私有地でもいいか?

 回答:地権者の許可があればもちろん問題ありません。また100m四方を四捨五入して表示いたしますので、よほど大きな土地でない限りは、採取場所の詳細特定はできない形で公開しております。ぜひ、積極的なご採取をお願いいたします。

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■ご質問:畑など耕したところでは5cmでは意味がないのでは?

 回答:はい。基本的に手つかずの場所の採取をお願いしております。耕している場合は、数値が低くなっており、事故後できるだけそのままの土壌を測定する、という要件にあいません。

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■ご質問:厚労省や地方自治体の持っている土壌測定データとの相違などはあるのでしょうか?

 回答:地方自治体が発表するデータと土壌プロジェクトのデータは、概ね近いような範囲の値を示すことが多いように伺えます。ただ、同一地域内でも、採取場所や条件で数値に一定のばらつきがありますので、あまり細かい数値での比較はそれほど意味を持ちにくいかもしれません。広い範囲で見ると、やはりかなり様々な傾向が見えてまいります。土壌データは基本的に文部科学省や環境省の管轄であり、田畑は農林水産省の管轄となっています。厚労省は食品データを多くの積み上げてきています。

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■ご質問:セシウムがOKでもストロンチウムが高くてセシウムで安心してしまいストロンチウムを多く摂取してしまっている可能性がありますが、ストロンチウムの今後の測定をしていく予定はありますか?

 回答:放射性ストロンチウムの測定は非常に困難なものであり、みんなのデータサイトとしては取り組むことが難しいと考えております。データサイトには参加しておられませんが、いわきの測定室「たらちね」さんでストロンチウム測定を行っておられることはとても素晴らしく、また稀有なことです。ぜひ、たらちねさんの活動をご支援、ご注目ください。また、乳歯を集めて放射性ストロンチウムを測定するプロジェクトを、みんなのデータサイトに参画しているC-ラボの大沼ご夫妻も関わられて、準備されつつあります。そちらもあわせてご覧下さい。
 基本的に放射性ストロンチウムは、大体の地域において、これまで見られているデータでは、放射性セシウムに比べて100分の1から1000分の1ぐらいの傾向が見られています。ただ、ごく近場の地域や、海への放出など、まだまだわからない・検証が足りていないことは多々ありますので、ぜひ、たらちねさんや乳歯測定のプロジェクトのご支援・ご注目をお勧めいたします。
http://minnanodatasite.blogspot.jp/2016/04/c.html (乳歯保存ネットワーク)

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■ご質問:プロジェクトの最終形はどのような形になりますか?

 回答:東日本17都県をできるだけ網羅する形でマップ化し、Webのみならず紙のマップにも落として行きます。そのデータから見えてくる傾向をグラフやその他の表現で可視化してまいります。チェルノブイリとの単純な比較はできませんが、仮の比較は行い、参照点として行きます。海外にも情報を発信していくことを準備しています。補完プロジェクトとして、マイクロホットスポット測定のプロジェクトも行ってまいります。

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■ご質問:このデータを見る人が、例えば汚染が低いので安全だと思ってしまう危険性についてはどのように考えておられますか?数センチずれただけで全く値が変わるということも、併せて伝えていく必要はないのでしょうか。

 回答:データを見て、簡単に安全危険の判断をすることは難しいかもしれません。東日本の多くをカバーするという大きなプロジェクトであり、採取地点はまばらなので、あくまでも個々の数値は参考値の域を出ません。その数値がその地域を代表する数値だとも言い切れません。ただ、そのような値を示す土壌汚染があった、ということの事実とはなります。その値が高ければ高いほど、やはり諸々の注意や対策が必要になってくるかと思われます。
 低い数値を見て安全と思う危険性、というのは、データの最終的なご判断はどうしても各自に委ねられてしまいますので、そのようにご判断される方がおられることも避け難いことかと思います。みんなのデータサイトでは、多くのデータを公表させていただいておりますが、数値の判断をこちらですることはできるだけ控え、できる限り正確に測った数値を、データの中立性を保ちながら公表していくという姿勢をとっております。危険と判断される方も安全と判断される方もおられますが、みんなのデータサイトとしてできることは、できるだけ正確に測定したデータを多く公表させていただき、判断の材料を増やす、ということかと考えております。

 採取場所によって数値がかなり違ってしまうことがあるのは、おっしゃるとおりとても大事な視点です。我々のプロジェクトでは、採取講習会などではそのようなこともお伝えしておりますが、Webなどでももっとその点をお伝えする必要があると以前より思っております。ご指摘をありがとうございます。


【名古屋C-ラボより】乳歯保存ネットワークのご紹介

名古屋C-ラボの大沼章子さん(みんなのデータサイト共同代表)、
大沼淳一さんも運営委員として名を連ねている「乳歯保存ネットワーク」のご紹介です。




福島原発事故によって放出された様々な放射性核種のうち、
事故後5年を経過して、最も警戒すべき核種は、セシウム137134
そしてストロンチウム90です。ストロンチウム90は半減期が29年と長く、
しかも骨に沈着して内部被曝をもたらし、
生物学的半減期はほぼ一生という危険な核種です。


しかし、政府も東電もストロンチウムについては測定が難しいことを言い訳にして
ほとんどデータを出していません。







骨に沈着したストロンチウム90の測定には、乳歯を溶かして測る方法が最も適しています。

福島事故の時にお母さんの胎内にいた子供たちの乳歯が今年から抜け始めます。
エナメル質は主に胎内で形成されるので、この子供たちの乳歯のデータはとても重要です。
また、それ以前に生まれた子供たちや汚染がなかった地域の子どもたちの歯も対照群として重要です。
東海地方では乳歯1本のストロンチウム90の測定が出来る研究所の設立も検討されていますが、
まずは、乳歯の保存運動が先行して立ち上がりました。
その発足集会が326日に岐阜市で開催され、
映画「真実はどこに」のヴラディーミル・チェルトコフ監督が基調講演をしました。


◆乳歯保存ネットワーク
 詳細は、乳歯保存ネットワークのホームページをご覧ください。




【4/16・新潟市】土壌採取講習会のお知らせ

新潟市で土壌採取講習会を開催します。
お誘い合わせの上ぜひご参加ください。

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「東日本土壌ベクレル測定プロジェクト」土壌採取講習会 @新潟市

日時:4月16日(土) 午後1時30分〜(開場午後1時)

場所:西新潟市民会館(小針青山公民館)3F研修室
新潟市西区小針2-24-1 (025-230-1071)
JR越後線「小針駅」下車徒歩15分

内容:土壌の採取法(ポイントの選び方、採取範囲、夾雑物の除去、記帳の方法、GPSを用いた地点の特定法)を学びます。

講師:石丸偉丈(みんなのデータサイト事務局長・こどもみらい測定所代表)、 小山貴弓(みんなのデータサイト実務グループ)

皆さんの力で、新潟県のデータ空白地帯を埋めましょう!
参加費無料!

お問い合わせ:niigatadjp@gmail.com
080-3208-6563 (村上/あがのラボ)