食品データの解析


2025年度測定・野生きのこの汚染状況と東日本17都県放射能測定マップ

野生きのこ 放射性セシウム調査

野生きのこの
放射性セシウム濃度調査

― 食品基準値を超えた検体の実態 ―

市民放射能測定データ分析 | 全189検体(2025年)

調査結果サマリー

189
測定検体数
52
基準超過検体
28 %
超過率
4,791
最大値 (Bq/kg)
100
食品基準値 (Bq/kg)
48倍
最大値/基準値

※ 放射性セシウム(Cs-134 + Cs-137)の合計値で評価。一般食品の基準値は 100 Bq/kg。
全検体の中央値は 29.5 Bq/kg だが、約4件に1件が基準を超過。

種類別の基準超過状況

コウタケ(香茸)超過 31/54件 超過率 57%
57%
チチタケ超過 6/14件 超過率 43%
43%
アカヤマドリ超過 3/7件 超過率 43%
43%
ショウゲンジ超過 1/3件 超過率 33%
33%
タマゴタケ超過 4/23件 超過率 17%
17%

超過52件のうち コウタケが31件(約6割) を占め、突出。
一方、ムキタケ・クリタケ・ハナビラタケ・天然ナメコ等は全検体が基準内。

高濃度検出ワースト10

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順位きのこ産地セシウム合計 (Bq/kg)
1野生キノコ(名称不明・縁故品)福島県4,791
2乾燥チチタケ(ネット通販)茨城県3,939
3乾燥コウタケ(ネット通販)岩手県1,219
4チチタケ(ネット通販)不明1,171
5チチタケ長野県933.5
6チチタケ福島県790.0
7タマゴタケ(ネット通販)山形県527.4
8乾燥コウタケ(ネット通販)秋田県440.0
9乾燥香茸長野県420.0
10タマゴタケ(ネット通販)群馬県409.0

※ 乾燥品は重量変化率で補正後の生換算値。乾燥状態での実測値はさらに高い。

産地別の基準超過件数

産地不明16件
16
岩手県12件
12
福島県5件
5
長野県 / 青森県各4件
4
山形県3件
3
北海道・群馬・茨城・秋田・宮城・広島各1〜2件
1-2

福島・東北だけでなく、北海道・広島など広域で超過を確認。
「産地不明」が最多 ―― ネット通販で産地表示が曖昧なケースが多い点に注意。

主な論点・注意喚起

  • コウタケ・チチタケはセシウムを濃縮しやすい ―― 高濃度の常連菌種であり特に注意が必要。
  • 事故から年数が経過しても 基準の数十倍 の検体が依然存在する。チョルノーヴィリ原発事故の影響を欧州産事例から確認。
  • 乾燥品は 水戻し前で1kgあたり数千Bq に達し、重量変化率で補正後でも基準超過の例多数。
  • ネット通販(メルカリ等)由来が多く、産地不明・検査なしで流通 している実態。
  • 北海道・広島など 想定外の地域 でも超過 ―― 「遠方だから安全」とは限らない。

出典:市民放射能測定データ(全189検体)/基準値は食品衛生法に基づく一般食品 100 Bq/kg



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