野生きのこ 放射性セシウム調査
野生きのこの
放射性セシウム濃度調査
― 食品基準値を超えた検体の実態 ―
市民放射能測定データ分析 | 全189検体(2025年)
調査結果サマリー
※ 放射性セシウム(Cs-134 + Cs-137)の合計値で評価。一般食品の基準値は 100 Bq/kg。
全検体の中央値は 29.5 Bq/kg だが、約4件に1件が基準を超過。
種類別の基準超過状況
コウタケ(香茸)超過 31/54件 超過率 57%
超過52件のうち コウタケが31件(約6割) を占め、突出。
一方、ムキタケ・クリタケ・ハナビラタケ・天然ナメコ等は全検体が基準内。
高濃度検出ワースト10
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| 順位 | きのこ | 産地 | セシウム合計 (Bq/kg) |
| 1 | 野生キノコ(名称不明・縁故品) | 福島県 | 4,791 |
| 2 | 乾燥チチタケ(ネット通販) | 茨城県 | 3,939 |
| 3 | 乾燥コウタケ(ネット通販) | 岩手県 | 1,219 |
| 4 | チチタケ(ネット通販) | 不明 | 1,171 |
| 5 | チチタケ | 長野県 | 933.5 |
| 6 | チチタケ | 福島県 | 790.0 |
| 7 | タマゴタケ(ネット通販) | 山形県 | 527.4 |
| 8 | 乾燥コウタケ(ネット通販) | 秋田県 | 440.0 |
| 9 | 乾燥香茸 | 長野県 | 420.0 |
| 10 | タマゴタケ(ネット通販) | 群馬県 | 409.0 |
※ 乾燥品は重量変化率で補正後の生換算値。乾燥状態での実測値はさらに高い。
産地別の基準超過件数
福島・東北だけでなく、北海道・広島など広域で超過を確認。
「産地不明」が最多 ―― ネット通販で産地表示が曖昧なケースが多い点に注意。
主な論点・注意喚起
- コウタケ・チチタケはセシウムを濃縮しやすい ―― 高濃度の常連菌種であり特に注意が必要。
- 事故から年数が経過しても 基準の数十倍 の検体が依然存在する。チョルノーヴィリ原発事故の影響を欧州産事例から確認。
- 乾燥品は 水戻し前で1kgあたり数千Bq に達し、重量変化率で補正後でも基準超過の例多数。
- ネット通販(メルカリ等)由来が多く、産地不明・検査なしで流通 している実態。
- 北海道・広島など 想定外の地域 でも超過 ―― 「遠方だから安全」とは限らない。
出典:市民放射能測定データ(全189検体)/基準値は食品衛生法に基づく一般食品 100 Bq/kg
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