【テレビ】韓国KBSテレビ報道特集(5/9)


2019年5月9日放送の 韓国KBSテレビ『KBSスペシャル』に
福島第一原発事故を取り巻く日本と韓国の状況が特集されました。

事故後の日本政府の動きと韓国国内の動き
そして、日本国内の様々な市民活動を紹介するものでした。

市民活動の1つとして、
ホットスポットファインダーで測定をする「ふくしま30年プロジェクト」と
みんなのデータサイトの『図説17都県放射能測定マップ+読み解き集』も
紹介されました。

取材場所は、埼玉県の森の測定室滑川でした。

動画はそのまま公開が著作権上難しいということで、1時間の番組のほんの一部ですが
キャプチャ画像で雰囲気をお伝えいたします。






2013年の汚染水が海に漏洩した事故が、国際的には大きな問題となっていることが伝わってきます。
汚染水は封じ込められていなかった。
どのくらい汚染水が海に漏れたのか、私には説明できませんと語る(画像下)

韓国国内での日本からの輸入食品に関するデモの模様なども映りました。


ストロンチウムも測定できる市民の測定所として、
「たらちね」さんが紹介されていました。
実際に魚などを測定する様子も。(下の写真2枚が たらちねさんです)



一方、ここには写真は載せませんが、行政の機関ではゲルマニウム半導体検出器を11台も備えている大きな施設が取材されていました。
そこの方々はストロンチウムについてはほとんど知識を持っていないという様子も映されていました。
放出量の比率から計算をして、セシウムを代表核種として行政では調査を行なっているため、との説明していました。
韓国側の目線は、海洋汚染にもかなり向いていることを感じられました。

次は土壌です。

下の写真は、国は上空から測定して平均化して、それで避難とか解除とか決めてる。1つ1つの畑がどうか、といったことはできない。と説明している福島の人々。



さて、ここからがデータサイトの関係者です。

ホットスポットファインダーという機器を使って、地上から10cm、50cm、1m 3つの高さの空間線量を歩きながら同時に測定する、ふくしま30年プロジェクトの清水さん。

国の基準は地上1メートルだが、身長の低い子どもたちへの影響を知るための50cm、そして放射線は地表にあるので、より地表に近いところも測定していると説明。



同じ場所でも、地上1mと地上10cmでは、数値に大きな違いがあることが映像からも分かります。


みんなのデータサイトの取材は、参加測定室の1つ、「森の測定室滑川」(埼玉県)にて行われました。
素敵な場所にありますよ。


マップ集の発送作業の様子も交え、マップ集の内容などについて紹介をしました。


書店に置いていただいていることも紹介していただきました。


放射能汚染は、決して福島県だけでなく、実際に深さ5cmの土を測定してみると、東京を含む関東も原発事故前と比べると高く汚染されていることがわかることを説明。
100年マップで減衰していくセシウム予測についても紹介いただきました。




放射能汚染の影響は続いている原発事故だが、
2020年に迫るオリンピックに向け
日本政府による復興のアピールも強まっている。
そうした状況をこの番組ではまとめとして紹介していました。

このブログでは、内容のほんの一部しか紹介できていませんが、
この番組全体では公的機関・市民団体・弁護士さんなどかなりたくさんの人々・場所を
時間をかけて訪れて丁寧に取材をされていました。






投稿者