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【7/24・オンライン】臨床医からみた福島の小児甲状腺がん


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みんなのデータサイト 7月のオンライン講座

「臨床医からみた 福島の小児甲状腺がん」
講師:牛山元美先生

東京電力原発事故以降、勤務医の傍ら、関東や福島県で甲状腺エコー検診を続けられ、原発事故後の健康について、当事者や家族の不安や悲しみに寄り添い続ける牛山先生に、原発事故後の小児甲状腺がんについて、臨床医の立場からのお話をじっくりと伺います。

後半は皆さんからの質問などもお受けしながら交流ができればと思っています。

日時: 7月24日(日)13時〜15時 (録画視聴できます)


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【参考1】福島県における甲状腺がんの多発
福島原発事故の後、福島県在住・在学だった当時18歳以下の子どもたちに対して行われている「県民健康調査」によって274人に見つかっています。また県民健康調査の集計結果から途中でこぼれ落ちてしまっていた19例(細胞診で悪性ないしその疑いと診断されない場合等は経過観察に移行します。その後がんが発見されても検討委員会には報告されない)、311甲状腺がん子ども基金が支援事業で見つけた県外で受けた検査や手術例(15例)を含めると、少なくとも308人です。
福島県の県民健康調査委員会は、現時点でもなお、原発事故との因果関係を認めていません。
甲状腺がんがこれだけ見つかっているのは大規模な「スクリーニング調査」を行なったことによるものであり、本来見つけなくても良い小さくて軽微なガンを早く見つけてしまっているだけだ、と唱える医師や専門家もいます。
しかし実際、県民健康調査で見つかった福島の子どもたちの小児甲状腺がん手術のほとんどを担当している鈴木眞一医師(福島県立医大)は、過剰診断論を否定しています。
(以上、出典:3.11甲状腺がん子ども基金)

【参考2 】311子ども甲状腺がん裁判が今年5月に始まりました
今年5月には、原発事故当時幼稚園生から高校生だった男女6人が、福島原発事故に伴う放射線被曝により甲状腺がんを発症したとして、東京電力を訴える決意をしました。「311子ども甲状腺がん裁判」です。この10年間、声を上げることができなかった福島県の小児甲状腺がんの患者がついに立ち上がったのです。

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参加申し込みについて

★Peatix
https://mds-03.peatix.com/viewにてお申し込みを受け付けています。

*避難中の方、学生さんなどには無料でご参加いただけます。無料チケットでお申し込みください。
*お気持ち(カンパ)をお寄せくださる方は、お気持ち付きのチケットをお選びください。

お寄せいただいた参加費やお気持ちは、講師の方への謝礼や今後のみんなのデータサイト運営のために大切に使わせていただきます。

お申し込みいただいた方には、開催終了後に録画のリンクをお送りします。ご都合の合わない方は後ほど動画をご覧ください(交流タイムなど、内容によっては一部カットする可能性もあります。ご了承ください)。


★Peatixでの申し込みが難しい方は、データサイトの代表メール minnanods@gmail.comにお名前と7/24参加申し込み、連絡先メールアドレスと電話番号(緊急時のみ使用)を添えてお申し込み後下記ゆうちょ口座へお振込ください。

  ゆうちょからの場合
口座記号番号 00100-7-729477
口座名称(漢字)みんなのデータサイト運営委員会
口座名称(カナ)ミンナノデータサイトウンエイイインカイ

他行からの場合
店名(店番) 〇一九(ゼロイチキュウ)店(019)
預金種目 当座 口座番号 0729477
口座名称(漢字)みんなのデータサイト運営委員会
口座名称(カナ)ミンナノデータサイトウンエイイインカイ


オンライン講座「世界最大の原発『柏崎刈羽』が爆発する日」その時わたしはこう逃げる 録画視聴のご案内


5月に開催したオンライン講座には、リアル参加・録画視聴を含め、多くの方にご視聴いただきありがとうございました。

講座でお伝えしたポイントは、いかに「爆発直後の初期被ばく」(つまり放射性ヨウ素による被ばく)を防げるかでした。
すくなくとも、放射性ヨウ素については、防ぐ手立てがある。防がないと、甲状腺被ばくを免れることができないとも言えます。

この初期被ばくを防ぐには、国・行政・テレビなどの情報・報道を待っていては、間に合わない可能性が非常に大きいことがわかりました。
いざというときの備えとして、ご自分で、空間線量や風向きなどを調べることを習慣化しておきましょう。
そして、今の避難計画がいかに非現実的であるかもご紹介しました。
このように、今回の講座は、少しでも被ばくを減らすために、日本に住む全ての方が最低限知っていて欲しい内容となっています。

この講座で学んだことをきっかけに、ご自分がお住まいの地域では、果たして原子力災害時にどのような避難計画があるのかないのか?
機能しそうか、など、検証してみることも大切です。物品の備えの参考にもしていただけたらと思います。


この講座をこれからみてみたい、という方々のために、500円〜で、録画視聴のお申し込みを受け付けることにしました。

(この収益は、みんなのデータサイトの活動資金として、大切に使わせていただきます)
ご希望の方は、こちらからお申し込みください。折り返し録画のURLと、スライドのPDFデータをお送りいたします。


↓↓以下の通販サイト(BASE)の上から2番目に、オンライン講座録画視聴+プレゼン資料PDFのセット(500円)がございます↓↓

オンライン講座「世界最大の原発『柏崎刈羽』が爆発する日」その時わたしはこう逃げる録画視聴の申し込みはこちら

このデジタルコンテンツは、決済がクレジットカードのみとなっております。

郵便振り込みやコンビニ決済のご入金をご希望の方は 以下のメールまで「5月講座録画視聴希望」として、お問い合わせください。
お問い合わせ先: minnanods★gmail.com(★を@に置き換えてください)


おうえんカレンダープロジェクト様から50万円をいただきました


一般社団法人 応援カレンダープロジェクトさまから、3月11日付で、満額の50万円の寄付金を受け取りしました。ありがとうございます!

またこれは、このカレンダーを購入して「応援カレンダープロジェクト」を応援してくださったたくさんの皆さまのおかげでもあります。本当にありがとうございます。
いただいた寄付金は、データサイトの活動のための大切に使わせていただきます。

とくに、ちょうどスタートした、春の「山菜・たけのこ測定プロジェクト」と、秋の「キノコ測定プロジェクト」の活動資金に充てさせていただきます。
これらの測定プロジェクトは、その結果を広く公開することで、応援してくださった皆さまへのご恩返しができればと考えています。

原発事故から11年を経ても、除染されていない野生の食べ物は、まだまだ放射性物質を沢山含んでいる可能性があります。それらを見つけ、社会への警鐘を鳴らしていきます。

みんなのデータサイトは、これからも「子どもたちを被ばくから守りたい」という思いで活動していきます。今後ともどうぞよろしくお願いします。


【よそものネット】汚染水の海洋放出 反対メッセージ(4〜6)

在外邦人による脱原発ネットワーク「よそものネット」さんが、日本の海洋汚染水放出について、海外の事例や研究を海外の専門家による解説・メッセージをまとめました。
この度日本語の字幕をつけたということで、日本の皆様にもみていただきたいとご紹介いただきました。
今回は、4回目〜6回目をご紹介します。 ぜひご覧ください。

*1回目〜3回目のご紹介はこちら



フランスの市民団体「よそものネット」から日本のみなさまに向けてのメッセージ

2021年4月、日本政府は2年先を目処に、福島第一原発の敷地に保管されているALPS処理汚染水の海洋放出処分を決定しました。漁業関係者をはじめ数多くの反対や懸念の声を無視し、市民団体や専門家が提案する代替案の検討も拒んだ、一方的な決断です。
 この決定発表後、核推進派からは「原発は通常運転時でも汚染水を海洋に流している」、「海外ではもっと大量に放出しているのに、福島第一だけを批判するのはおかしい」などというも聞こえます。
 では、海外の核施設と汚染水について、当該国の市民団体や活動家、専門家の意見はどうでしょうか。
 よく引き合いに出されるフランスのラ・アーグ や、トリチウムというと言及される北米の五大湖ではこの問題をどう見ているでしょうか。健康被害について議論はあるでしょうか。

 よそものネットでは、そうしたメッセージをシリーズでお届けします。
 日本政府の決定は非民主的であるだけでなく環境保護を無視するものです。海は生命の源であり、あらゆる生物の生息の場です。これ以上の海洋汚染を許してはなりません。豊かな海洋を護るために闘いましょう。

汚染水の海洋放出反対メッセージNo.4 ドイツの放射能防護協会副会長トーマス・デアゼー氏

第4弾は、シリーズ第四弾目は、トーマス・デアゼー(Thomas Dersee)氏です。
彼はチェルノブイリの事故直後、すぐに西ベルリンで市民による測定所を起ち上げ、食品・土壌の線量結果を発表する活動を始めました。その線量結果を伝えるミニコミから次第に放射線による健康への影響、被害、原子力エネルギーの問題点なども伝える場と変化し、情報誌「放射線テレックス」(Strahlentelex)が生まれました。彼はドイツにおける原子力問題を専門とした、良心あるジャーナリストの第一人者として知られています。    

 一切広告や寄付などを受けず完全な独立を貫いてきたこの情報誌は、2018年にずっと共同で編集をしてきたパートナーの女性が亡くなり、その後彼も病気になったためやむを得ず廃刊となりましたが、トーマスの「放射線テレックス」はドイツの反原発運動の歴史とは切り離すことができない大切な一部です。この放射線テレックスは今もアーカイブがネットで公開   http://www.strahlentelex.de/ されているほか、ベルリン在住の日本人ジャーナリスト福本栄雄氏が日本語とドイツ語で「フクシマ・放射線テレックス」という名でその主旨を引き継いでいます。http://strahlentelex-fukushima.de/jp/

 トーマス・デアゼー氏はまたチェルノブイリ事故後科学者たちが、行政機関や利益団体に所属するのではない独立した放射線防護を監査する組織の存在の必要だと実感して創立した「放射線防護協会」で、現在副代表を務めています。
(紹介文は、Youtubeより引用)




汚染水の海洋放出反対メッセージNo.5 イギリスの海洋汚染研究者、ティム・ディアー=ジョーンズ氏

 シリーズ第5弾目のティム・ディアー=ジョーンズ氏は、1980年代から政府や産業ロビーから独立した海洋汚染研究者、コンサルタントおよびキャンペーン担当者として活動してきました。

カーディフ大学(ウェールズ)の海洋研究学部で教育を受け、卒業論文では海洋汚染物質の海から陸への移動をテーマにしました。

彼は、北極からオーストラリアに至る海洋環境を対象としたキャンペーンで、海洋と沿岸に関する幅広い問題を扱ってきました。
特に、海洋の放射能汚染と炭化水素汚染に関する問題に関心と造詣が深く、これに焦点を当て取り組んできました。

ディア=ジョーンズ氏は、主要な海洋環境NGO、地方自治体、市民キャンペーングループと協力しあって活動してきました。 
汚染産業のために、または汚染産業とともに働いたことはありません。


このメッセージ動画のさらに詳しい内容及び参照文献をお知りになりたい方はティム・ディアー=ジョーンズ氏の以下のレポート(英語)をご覧ください。
https://bit.ly/3kUQT49

ノース・ウイスト島の調査についてはこちら(英語)です。
https://bit.ly/2Z6C1rw

(紹介文は、Youtubeより引用)




汚染水の海洋放出反対メッセージNo.6 核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部、ヨルク・シュミット氏

シリーズ第6弾目は、ヨルク・シュミット(Jörg Schmid)氏です。彼はシュツットガルトに住む医師で、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)ドイツ支部のメンバー、そして市民の一人として、ずっと反核・反原発運動に積極的にかかわってきた誠実な運動仲間です。フクシマ原発事故後、彼はすぐに地元の原発のそばで仲間とデモを主催し、脱原発を訴えました。当時の市民による反原発のうねりが非常に高かったことから、メルケル率いるドイツ政府が脱原発を決定したことはよく知られるところです。ドイツでは2021年大晦日でさらに二基が閉鎖、今年2022年最後までに残る最後の三基が閉鎖されることが決定されています。


※ヨルク・シュミットがメッセージで公海の国際保護条約について触れていますが、これは、1972年のロンドン条約や1982年にできた海洋法に関する国際連合条約が相当します。

(紹介文は、Youtubeより引用)




「よそものネット」とは?

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在外邦人による脱原発ネットワーク

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事務局長退任のお知らせ

平素はみんなのデータサイトのご利用・活動へのご支援をありがとうございます。

今般、小山貴弓が事務局長を退任いたしました。


小山さんは、2012年のみんなのデータサイト立ち上げ当初から認定NPO法人高木仁三郎市民科学基金のメンバーとして参画し、2015年3月にデータサイトの事務局スタッフとして多大なる尽力をされ、2018年1月から事務局長としてデータサイトに貢献されました。

この度残念ながら、諸事情により2021年9月30日付で退任いたしましたことをお知らせいたします。


今後のデータサイトへのお問い合わせは minnanods@gmail.com 、024-573-5697(ふくしま30年プロジェクト内 みんなのデータサイト事務局)までお願いいたします。


2021年12月 みんなのデータサイト運営委員会